ジュリアに傷心【1984年リリース】

「ジュリアに傷心」(ジュリアにハートブレイク)のオリジナル曲は1984年11月にリリースされ、ポップスバンド・チェッカーズのボーカル藤井フミヤさんが歌唱しました。

「ジュリアに傷心」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは1位でした。

2016年に「夏色のニャンシー」とタイトルと歌詞を変えて、Y!mobileのCMソング採用されました。

名曲のカバーには定評のあるAcid Black Cherry(アシッドブラックチェリー)を選曲してみました。

アレンジもいい感じですね。


 ジュリアに傷心 Acid Black Cherry 

チェッカーズとして最大のヒット曲となった「ジュリアに傷心」の売上は約70万枚でしたが、80年代の代表するポップスであり、チェッカーズの代表曲でもあります。


 チェッカーズ  ジュリアに傷心 


ワインレッドの心【1983年リリース】

「ワインレッドの心」のオリジナル曲は1983年11月にリリースされ、ロックバンド・安全地帯のボーカル・玉置浩二さんが歌唱しました。

「ワインレッドの心」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは2位でした。

サントリーのスイートワイン「赤玉パンチ」のCMソングとしても、強烈な印象が残っています。

この曲が流れると、作詞した井上陽水さんのがセルフカバーした『9.5カラット』というアルバムをよく聴いたことをことを思い出します。


 ワインレッドの心 井上陽水 

安全地帯の名を世に知らしめたのが「ワインレッドの心」でした。

バンドが目指した方向とは違い、売れそうな曲をとヒット曲が出ない安全地帯の玉置浩二さんが、1週間自宅に閉じ籠って作った曲です。


 安全地帯  ワインレッドの心 


サザンオールスターズと研ナオコ:「夏をあきらめて」オリジナルとカバーの聴き比べ!

サザンオールスターズの「夏をあきらめて」は、そのリリース以来、数多くの音楽ファンに愛され続けている楽曲です。

「夏をあきらめて」は、切ない恋の終わりと夏の終焉を描いたメロディと歌詞で、リスナーに深い共感を呼び起こします。

研ナオコが「夏をあきらめて」をカバーし、オリジナルの持つ感情を保ちつつ、彼女独自の解釈を加えて新たな色彩を与えました。

このブログ記事では、サザンオールスターズのオリジナルバージョンと研ナオコによるカバーバージョンを詳しく比較し、それぞれがどのように異なるアプローチで曲のテーマを表現しているのかを探ります。

二つのバージョンがどのようにリスナーに感じさせるか、音楽的な細部にも焦点を当てていきます。

  • 【楽曲情報】
    リリース:1982年7月21日
    レーベル:Invitation(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)
    作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ

「夏をあきらめて」のオリジナル曲は1982年7月にアルバム曲『NUDE MAN』に収録され、サザンの桑田佳祐が歌唱しました。

「夏をあきらめて」は、1982年9月に研ナオコのカバーシングルがリリースしました。

「夏をあきらめて」のカバー曲の週間オリコンチャートの順位は5位、1982年の年間チャートは74位、1983年の年間チャートは68位でした。

  • 【研ナオコのカバーバージョン】

オリジナル曲のリリースから2か月後の1982年9月にカバーされた研ナオコによる「夏をあきらめて」のカバーは、『NUDE MAN』を聴いた研ナオコの申し出によってリリースが決まりました。

サザンオールスターズのオリジナルの持つノスタルジックで感傷的な曲の魅力をそのまま受け継ぎつつ、彼女ならではの感情的な歌声を曲に注ぎ込んでいます。

研ナオコの表現力豊かなボーカルは、恋の終わりを迎える切なさと、それに伴う感情の動きを巧みに表現しています。

彼女の声の独特の温もりと力強さが、この夏の歌に新しい命を吹き込み、リスナーに深い感情移入を促します。

研ナオコのバージョンは、女性ならではの情感あふれるボーカルパフォーマンスと、それを支えるシンプルで効果的なアレンジが特徴です。

楽曲全体を通じて、オリジナル曲の持つエモーショナルなエッセンスを保ちながらも、研ナオコ自身のアーティスティックな色を明確に打ち出しています。

「夏をあきらめて」は、発売時期が近いことから、どちらがオリジナル曲でどちらがカバー曲なのかわからない人も多いんじゃないでしょうか。


研ナオコ  夏をあきらめて 

  • 【サザンオールスターズのオリジナルバージョン】

「夏をあきらめて」が収録されたアルバム『NUDE MAN』のレコードジャケットがまんまヌードマンだったことがとてもインパクトがありました。

「夏をあきらめて」は、80年代のサザンオールスターズの代表曲の一つであり、哀愁漂うメロディと切ない歌詞が多くの人の心を捉えて離しません。

「夏をあきらめて」は、季節の変わり目の感傷と失われた愛の想いを巧みに表現しています。

桑田佳祐の独特な歌声と歌詞の中の詩的な表現が、楽曲の情緒をさらに深めています。

楽曲のアレンジは、サザンオールスターズ特有のポップセンスが光ります。

夏の情景を思い起こさせる歌詞とメロディは、一聴するだけでその場面に引き込まれるような強い印象を残します。

「夏をあきらめて」が流れると、数々の夏の思い出が蘇ってしまう曲ですね。^^!


サザンオールスターズ – 夏をあきらめて 

 

すみれ September Love【1982年リリース】

「すみれ September Love」のオリジナル曲は1982年7月ににリリースされ、ロックバンドの一風堂が歌唱しました。

「すみれ September Love」の週間オリコンチャートの順位は2位、月間チャートは2位でした。
約45万枚をセースした9月を代表するヒット曲です。
1997年10月にヴィジュアル系ロックバンド・SHAZNA(シャズナ)がカバーしました。
『ビートたけしのTVタックル』のエンディングテーマに採用され、約65万枚をセールスしてオリジナル曲を上回る売上を記録しました。


 SHAZNA – Sumire September Love  


「一風堂」は1978年-1984年まで活動したバンドで、メンバーは土屋昌巳さん、見岳章さん、藤井章司さん、平田謙吾さんです。

当時、ボーカル兼リードギターの土屋昌巳さんは、イギリスの人気バンド・ジャパンのワールドツアーにサポートメンバーとして参加していて、ロンドンから中継でTV出演して注目を集めました。



 すみれ September Love 一風堂