桜の美しさを奏でる:河口恭吾の楽曲『桜』のカバー曲とオリジナル曲をの心揺さぶる旋律

このブログ記事では、日本の春を象徴する美しい花「桜」。

桜ソングの名曲はたくさん存在します。

その中で河口恭吾の楽曲『桜』に焦点を当てます。

桜の美しさや儚さを奏でるこの曲は、多くの人々の心を揺さぶり、春の訪れを感じさせてくれます。

オリジナル曲として生まれた感動のメロディが、さまざまなアーティストによってカバーされることで、新たな解釈や魅力が生まれます。

歌詞に「僕」と「君」が協調されるこの曲は、オリジナル曲を遠ざけてしまうようなアレンジでは曲の魅力が半減してしまうのではないでしょうか。

双方を聞き比べながら、その心揺さぶる旋律がいかにして聴く者の心に響くのかを探求します。

桜の花が咲き誇る季節に、心に残る音楽の旅に出かけましょう。

「桜」のオリジナル曲は、2003年12月にリリースされ河口恭吾が歌唱しました。

「桜」の週間オリコンチャートの順位は4位、2004年の年間チャートは9位でした。

カバーしてアーティストの皆さんが決して多いと言えませんが、キターの引き語りの瀬戸山智之助を選曲しました。

オリジナルとは違った響きの前奏ですが、この曲のやさしい前奏の惹き込みが詞につながっていくところ魅力を感じます。
ギターの弾き語りが実にいいですよね。


 桜  瀬戸山智之助 

2003年は森山直太朗の『さくら』も大ヒットし、桜ソングが2曲出揃ったという印象が残っています。

桜の花が人を惹きつけ心を動かすように、桜にちなんだ曲も人の心を揺れ動かす曲が多いですよね。^^!S


 河口恭吾  桜 


卒業ソングとして今なお心に響く「贈る言葉」♪のカバー曲とオリジナル曲の音楽的魅力に迫る

このブログ記事では、卒業シーズンにふさわしい楽曲「贈る言葉」のカバー曲とオリジナル曲の音楽的魅力に迫ります。

卒業式や送別会などでよく歌われる「贈る言葉」は、卒業生や送る側の心に深い感動を呼び起こすと同時に、新たなスタートへのエールを送る歌として親しまれています。

オリジナル曲の素晴らしいメロディや歌詞が、今もなお多くの人々の心に響き続けています。

元々は、武田鉄矢さんが失恋した時の思いを書いた曲ということで失恋ソングでした。

武田鉄矢さん主演の学園ドラマ「3年B組金八先生」の主題歌に起用され、ドラマの放映期間が1979年10月26日-1980年3月28日でした。

2学期の中旬から3学期の卒業までという日本全国の中学校の行事進行がほぼリンクしたことやドラマのテーマが非行・不登校・いじめ・親子の絶縁など、学校が抱える様々な問題を真正面から受け止め、生徒と一緒に涙を流しながら奮闘した内容が話題となりました。

最終話が39.9%という視聴率を叩き出し、その後「贈る言葉」は卒業ソングとして定着しました。


【楽曲情報】
リリース:1979年11月1日
レーベル:ポリドール・レコード
作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:惣領泰則

「贈る言葉」のオリジナル曲は、1982年2月にリリースされフォークバンド・海援隊のボーカル・武田鉄矢さんが歌唱しました。

「贈る言葉」の週間オリコンチャートの順位は1位、1980年の年間チャートは6位でした。

男性女性を問わず多くのアーティスの皆さんがカバーしている中で、カバー曲は、2010年にアルバム『FAKE BOOK』に収録した大橋トリオさんを選曲しました。

オリジナル曲の良さを残しつつ、大橋トリオさんの魅力が生かされて効き心地のいいカバー曲にアレンジされています。


 大橋トリオ    贈る言葉 

「3年B組金八先生」の第一シリーズと同じタイミングで中学校を卒業した者にとってオリジナル曲を聴いちゃうと、中学性時代がグルグルと蘇ってきちゃいます。^^!


 海援隊  贈る言葉 


井上陽水の名曲を巡る音楽の旅♪伝説のアルバム『氷の世界』から「白い一日」のカバー曲とオリジナル曲の魅力に迫る!

このブログ記事では、井上陽水の伝説的なアルバム『氷の世界』から生まれた名曲「白い一日」に焦点を当て、
カバー曲とオリジナル曲の魅力に迫ります。

『氷の世界』は、井上陽水のキャリアにおいても特筆すべき作品の一つであり、
その中でも「白い一日」は「帰れない二人」と同様に陽水さんの言葉を借りて表現すれば「誰かと作った曲」です。

オリジナル曲の美しいメロディと深い歌詞が、聴く者の心に深い感動を呼び起こしますが、
「誰かと作った曲」の誰かが小椋佳さんであれば、そちらの曲も聴いてみたくなるものです。

この記事では、『氷の世界』という名盤から生まれた名曲の背景や魅力を探求しながら、
「白い一日」のカバー曲とオリジナル曲の比較を通して、その音楽的な世界に迫ります。

【楽曲情報】
リリース:1973年12月1日
レーベル:ポリドール
作詞:小椋佳 作曲:井上陽水

「白い一日」のオリジナル曲は、1973年12月にリリースされたアルバム曲で、井上陽水さんが歌唱しました。

「白い一日」が収録されたアルバム『氷の世界』の週間オリコンチャートの順位は1位、1975年の年間チャートは1位、1976年の年間チャートは23位でした。

『氷の世界』が伝説のアルバムと言われる所以は、発売から二年後に日本レコード史上初めてLP(エル・ピーレコード)販売100万枚突破の金字塔を打ち立てたアルバムだからです。

累計売上は、140万枚とも150万枚とも言われています。

小椋佳作詞、井上陽水作曲というお二方の融合は、とても繊細で美しく聴く者を惹きつけて止まない曲となっています。

アルバム曲にもかかわらず、倍賞千恵子さん、玉置浩二さん、徳永英明さん、フォークデュオのトワ・エ・モワなど実力派の方々がカバーされています。

カバー曲は、小椋佳さんのセルフカバーです。


 小椋佳  白い一日 

小椋佳バージョンとは、歌詞とメロディがわずかに異なりますが・・・。

決定的に違って聴こえるのは、井上陽水バージョンはギターの響きです。

安田裕美さんのリードギターと陽水さんの声が、シビれちゃいますよね。^^!

「まっ白な陶磁器を~♪ながめては飽きもせず~♪かと言って触れもせず~♪」の『かと言って』の歌い回し(歌い方)が、個人的には気になる部分ですが・・・


 井上陽水  白い一日 


熱中時代の名曲再び♪『ぼくの先生はフィーバー』カバー曲とオリジナル曲の聴き比べ

学校の教室は神聖な場所とされたいた昭和の時代は、先生は生徒たちにとって大きな存在で様々な影響を与えてくれる大人でした。
特に担任の先生は・・・
そんな小学校の担任の先生を描いたTVドラマ熱中時代を象徴する曲が「ぼくの先生はフィーバー」です。

カバー曲とオリジナル曲を聴き比べならドラマ『熱中時代』を思い浮かべたいと思います。

—–
【楽曲情報】
リリース:1978年10月1日
レーベル:CBSソニー
作詞:橋本淳 作曲:平尾昌晃 編曲:若草恵
—–

「ぼくの先生はフィーバー」のオリジナル曲は1978年10月にリリースされ、当時子役として活躍していた原田潤さんが歌唱しました。

「ぼくの先生はフィーバー」は、平均視聴率27%を記録した伝説の学園ドラマ『熱中時代』(水谷豊主演)の主題歌でした。

『熱中時代』の第1シリーズの最終話の視聴率は、なんと40.0%を記録し、歴代ドラマ最高視聴率ランキングの5位に輝いています。

「ぼくの先生はフィーバー」のオリコンチャートの順位は最高位は20位となっています。

カバー曲は、2018年7月にリリースしたカバーアルバムに収録した畑中葉子さんです。

人気ドラマのカバー曲ではありますが、カバーしているアーティストが極端に少ない楽曲でもあります。

畑中葉子さんがカバーするのは意外ではありましたが、爽やかなカバー曲に仕上がっています。


 畑中葉子  ぼくの先生はフィーバー 

オールドファンの皆さんにはドラマ『熱中時代』の主題歌として認知されていますが、教育バラエティ番組『世界一受けたい授業』のテーマ曲としても有名ですよね。^^!

子役の原田潤さんの歌声が、ドラマの主人公北野広大先生を見事に歌い現わしていて、曲を聴く度にテンションが上がってしまっていたことを思い出します。

今でも伝説の最終話を観ると、泣いちゃいそうです。


 熱中時代 主題歌 ぼくの先生はフィーバー 


「氷雨」の響き♪カバー曲とオリジナル曲が描く異なる共感の物語

現在では、同じ楽曲がそれぞれの歌手(アーティスト)によって同時期にヒットして、歌番組でも共演する・・・なんてことは滅多にありません。
この記事では、「氷雨」のカバー曲とオリジナル曲を比較しながら、どうして「氷雨」は同時期にカバー曲とオリジナル曲が支持されたのかに迫ります。

—–
【楽曲情報】佳山明生版(オリジナル)
リリース:1977年12月1日
レーベル:日本コロムビア
作詞・作曲:とまりれん 編曲:竜崎孝路
—–
【楽曲情報】日野美歌版
リリース:1982年12月5日
レーベル:ユニオンレコード
作詞・作曲:とまりれん 編曲:高田弘
—–

「氷雨」のオリジナル曲は、1977年12月にリリースされ歌手の佳山明生さんがデビュー曲として歌唱しました。

有線放送などでリクエストが途絶えなかった「氷雨」は、1980年、1981年とリリースを重ね、1982年の再々々リリース後には週間オリコンチャートの順位は2位まで躍進しました。

その後「氷雨」は、1982年12月に日野美歌さんよってリリースされ再ヒットしました。

日野美歌さんの「氷雨」の週間オリコンチャートの順位は5位、週間オリコンチャートは5位でした。

ロングヒットした佳山明生さんの「氷雨」は、1982年後には日野美歌さんとお二人が共にヒットし、歌番組で共演することもありました。
カバー曲は、もちろん日野美歌さんです。


 日野美歌  氷雨 

氷雨は「冬の凍るような冷たい雨やみぞれのこと」を指しますが、意識していないと”今日は氷雨だ!”なんて使えない雨の言葉です。^^!

でも、この時期の雨の日に、「外は冬の雨まだやまぬ~♪この胸を濡らすように~♪」って歌詞を口ずさんでみると、曲名と状況が一致して氷雨を意識しちゃいます。

改めてカバー曲とオリジナル曲を聴き比べて見ると、同じように聴こえていた曲がそれぞれが味わい深く共感を覚えます。

聴く者にとっては、佳山明生さんと日野美歌さんそれぞれの「氷雨」が存在し、どちらかがどちらかを消してしまうような曲では無かったから、共にヒットしたのではないでしょうか。
お二人の歌手が同時に売れてしまったことも納得ですね、「氷雨」は…


 氷雨 佳山明生