遥かなる旅路:『万里の河』のカバー曲とオリジナル曲の魅力を探る

このブログ記事では、「万里の河」のカバー曲とオリジナル曲の音楽的な魅力を探ります。

『万里の河』は、中国風のメロディーを曲に取り入れたことによってオリエンタルチックに仕上がっています。

歌詞は、去ってしまった恋人を待つ女性の心情を河の流れにたとえた内容となっていて、
アジアン情緒、アクセントのある歌い方、アコースティックギターをかき鳴らしながらの演奏というスタイルが見事にマッチしています。

異なるアーティストが「万里の河」をカバーした際にどのような印象を与えるのかを探りながら、オリジナル曲との対比を行います。

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【楽曲情報】
リリース:1980年9月25日
レーベル:ワーナー・パイオニア
作詞・作曲: 飛鳥涼 編曲:瀬尾一三
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「万里の河」のオリジナル曲は、1980年9月に音楽ユニット・チャゲ&飛鳥が歌唱しました。

「万里の河」の週間オリコンチャートの順位は6位、1981年の年間チャートは26位でした。

カバーしてアーティストが少ないことに驚きます。

カバー曲は、バラエティ番組で収録した松浦亜弥&稲葉貴子です。

女性歌手のデュエットもオリジナルとは違った伸びやかな声質がいいですね。

「万里の河」という楽曲は、オリジナルに忠実なカバーの方が曲の魅力が増すのではないでしょうか。

演歌っぽい曲だと言われましたが、演歌歌手のカバーはほとんどないんですよね。


 万里の河 松浦亜弥&稲葉貴子 

「万里の河」というタイトルとこのメロディによって、曲のインパクトと方向性が固まってしまったと言えるほど、
調和のとれた楽曲だと改めて感じさせてくれますよね。

曲にも惹かれましたが、飛鳥さんのギターの白のピックガードが変わっているなぁ~って気になって仕方ありませんでした。^^!


 チャゲ&飛鳥 万里の河 


「命くれない」カバー曲とオリジナル曲の比較!前口上の魅力を探る

このブログ記事では、『命くれない』に焦点を当て、カバー曲とオリジナル曲の比較を通じて、カバー曲の前口上の魅力を探ります。

「命くれない」は、その深い歌詞とメロディによって、多くの人々の心を打ち震わせる曲として知られています。

オリジナル曲として生まれた感動を、異なるアーティストがカバーすることで、新たな解釈や魅力が加わります。

この記事では、カバー曲とオリジナル曲の間でどのような違いや共通点があるのかを探求しながら、前口上の重要性や魅力に迫ります。

前口上が、ズバリハマってしまうと、「命くれない」という曲の深いメッセージが、聴く者の心への訴え掛けも変わってしまうことがよくわかるのではないでしょうか。

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【楽曲情報】
リリース:1986年3月21日
レーベル:日本クラウンe
作詞:吉岡治 作曲:北原じゅん 編曲:馬場良
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「命くれない」のオリジナル曲は、1986年3月にリリースされ歌手で女優の瀬川瑛子が歌唱しました。

発売当初は、泣かず飛ばすの「命くれない」でしたが、1987年に入り有線放送で火がつき、1988年1月にはミリオンセラーを記録しました。

累計では約170万枚をセールスしました。

「命くれない」の週間オリコンチャートの順位は2位、1987年の年間チャートは1位に輝きました。

「命くれない」は、演歌歌手の皆さんのカバーが目立つ楽曲です。

カバー曲は、島津亜矢を選曲しました。

選曲理由は、「夫婦の細やかな・・・」という
動画の冒頭の『前口上』が、この曲の魅力を引き出しているからです。


 島津亜矢  命くれない 

今でこそ少なくなってしまった『前口上』。
特に演歌の『前口上』は、歌唱前に行われる曲紹介のことで、演歌でよくある独特の文化です。
昭和の歌番組全盛期にの曲の紹介時にも用いられていました。この「前口上』によって聴き手をより惹き込むパフォーマンス効果があると言われています。

「命と結び合う縁(えにし)の紅い糸の紅(くれない)と、命をくれませんか・お互いに命を交換し合いませんかという夫婦の絆の意味を持っているんだよ」と作詞家の吉岡治は、瀬川瑛子に説いたと言われています。^^!

「生まれる前から~♪結ばれていた♪そんな気がする紅の糸~♪」の一途に添い遂げる感の強い出だしには、「重っ!」って印象が強かったのです。

随分時が経って「命くれない」を聴いてみると、流行らないかも知れませんが、今の時代こそこの曲を聴いて感じるべき・・・なんて思いました。


 瀬川瑛子  命くれない 


フレンズ♪【1985年リリース】

「フレンズ」のオリジナル曲は、1985年10月にリリースされレベッカ(REBECCA)のボーカル・NOKKOさんが歌唱しました。

「フレンズ」の週間オリコンチャートの順位は3位、1986年年間チャートは30位でした。

「フレンズ」の大ヒットよって、同年に発売されたレベッカのオリジナルアルバム『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』は、ミリオンセラーを記録しました。

カバー曲は、2009年にリリースしたデーモン閣下のカバーアルバム『GIRLS’ ROCK 〜Tiara〜』の収録曲を選んでみました。


 デーモン閣下  フレンズ 

「フレンズ」は、1985年に放映されたTVドラマ『ハーフポテトな俺たち』のエンディングテーマ曲でしたよね。^^!

1980年代の第二次バンドブームの先駆けとしてなったレベッカ。1人の女性ボーカルと楽器担当の男性構成のロックバンドのはしりでもありました。


 フレンズ  レベッカ 


メモリーグラス♪カバー曲とオリジナル曲

「メモリーグラス」のオリジナル曲は、1981年4月にリリースされ堀江淳さんが歌唱しました。

「メモリーグラス」の週間オリコンチャートの週間順位は3位、年間チャートは18位でした。

「メモリーグラス」は、デビュー曲でありながら約53万枚を売り上げました。

カバー曲は、淳さん繋がりで2019年にカバーした柴田淳さんです。


 柴田淳  メモリーグラス 

当時は有線放送でよく流れたいた「メモリーグラス」ですが、優しい歌声の持ち主は、男性か?女性か?ってミステリアスさも手伝い、瞬く間に曲もヒットしていきましたよね。^^!

堀江淳さんが、テレビの歌番組に登場するとその甘いマスクで歌番組を席巻していきました。


 メモリーグラス  堀江淳 


裸足の季節♪【1980年リリース】

「裸足の季節」のオリジナル曲は、1980年4月にリリースされ松田聖子さんが歌唱しました。

「裸足の季節」の週間オリコンチャートの順位は12位、年間チャートは50位でした。

「裸足の季節」は、資生堂『エクボ洗顔フォーム』のCMソングでした。

松田聖子さんのデビュー曲なのにカバーしているアーティスの皆さんが少ないことは意外です。

カバー曲は、伊藤美来さんです。


 伊藤美来  Hadashino Kisetsu 

CMで流れる曲を聴いた時、「エクボの~♪」がとても印象的で、誰が歌ってんだって気になったことを思い出します。^^!

ワクワクしながらCMをみていましたが、ここから松田聖子伝説が始まったんですよね。


 松田聖子   裸足の季節