異邦人【1979年リリース】

   
「異邦人」のオリジナル曲は、1979年10月リリースされ歌手でシンガーソングライターの久保田早紀さんが歌唱しました。

オリコン週間チャート1位、年間チャートは2位でした。

シングルレコードの売上は約144万枚を記録し大ヒットしました。

この曲のオリエンタルで神秘的なムードが、誰もが持ち合わせているエキゾチックな部分を目覚めさせてくれるから、多くのアーティストに愛され歌い継がれているのではないでしょうか。

久保田早紀さんと坂井泉水さんの美しさが重なり合って見えます。


ZARD(坂井泉水) 異邦人

元々は「白い朝」というタイトルだったそうですが、「イメージが伝わりにくい」「インパクトが弱い」という理由で、現在のタイトルに変更されたそうです。

「白い朝」と「異邦人」で、曲のイメージが違い過ぎますよね。^^!


久保田早紀  異邦人


学生街の喫茶店【1972年リリース】

「学生街の喫茶店」のオリジナル曲は、1972年6月にリリースされフォーク&ロックグループのガロが歌唱しました。

オリコン週間チャート1位、年間チャート(1973年)は3位、累計ではミリオンセラーを記録しました。

リリースしたときは「美しすぎて」がA面で、「学生街の喫茶店」がB面でした。

後に「学生街の喫茶店」が人気が出たために、1972年12月からジャケット写真はそのままに、「学生街の喫茶店」のタイトルが目立つようにレイアウト変更されたリニューアル・ジャケット盤に切り替えられました。

天地真理さんの透き通った歌声のカバーです。


天地真理 学生街の喫茶店

「学生街の喫茶店」が発売されたのは1972年6月でしたが、大ヒットしたのは翌1973年の春先で、1973年を代表するヒット・ソングのひとつになりました。


ガロ 学生街の喫茶店


万里の河【1980年リリース】

「万里の河」のオリジナル曲は、1980年9月にリリースされ音楽デュオのチャゲ&飛鳥(CHAGE&ASKA)が歌唱しました。

オリコン週間チャート6位、年間チャートは26位。売上は約53万枚でした。

万里の河は、壮大な中国の大河を彷彿させ、河の遥か彼方へ行ってしまった恋人を想う女性の気持ちを描いた楽曲です。

万里の河の大ヒットによってチャゲ&飛鳥はブレークしました。

“フォーク演歌”と喩やされた時期もありますが、徐々にチャゲ&飛鳥の作風が変わって行きました。

松浦亜弥さんと稲葉貴子さんのカバーです。


松浦亜弥 稲葉貴子 万里の河

ヤマハ第16回ポプコン(ポピュラーソングコンテスト)の九州大会へ進む際、チャゲと飛鳥として結成。後にチャゲ&飛鳥に変更しました。

さらに、1989年に英語表記のCHAGE and ASUKAに変更しました。


 チャゲ&飛鳥  万里の河
 


ギザギザハートの子守唄【1983年リリース】

「ギザギザハートの子守唄」のオリジナル曲は、1983年9月にリリースされポップスバンドのチェッカーズが歌唱しました。

オリコン週間チャート6位、1984年の年間チャートは20位でした。

1984年3月に「ギザギザハートの子守唄」をカバーした松居直美さんは、自身の6曲目のシングル曲としてリリースしました。


 松居直美  ギザギザハートの子守唄

チェッカーズのデビューシングルである「ギザギザハートの子守唄」は、発売当初は殆ど売れませんでした。

翌年(1984年1月)に発売した2枚目のシングル「涙のリクエスト」が大ヒットしたことより、「ギザギザハートの子守唄」も相乗効果で順位を上げ、「哀しくてジェラシー」と共に、3曲同時トップ10入りを果たしました。

「アメリカンポップスバンドのつもりだった」というチェッカーズは、アイドルバンドとして売り出され、全身チェックの衣裳で歌謡曲を歌わされることには相当の抵抗があったという話は有名ですよね。


 チェッカーズ ギザギザハートの子守唄 


innocent world【1994年リリース】

   
「innocent world」のオリジナル曲は、1994年6月にリリースされロックバンドのMr.Childrenが歌唱しました。

初のオリコン週間チャート1位を獲得をかわきりに、その後2か月足らずで100万枚を突破しました。1994年度のオリコン年間シングルチャート1位も獲得しました。

「innocent world」のヒットによって過去の作品が再びチャートにランクインするなど大きな相乗効果も生まれ、Mr.Childrenの快進撃が始まりました。

最終的なセールスは、193.6万枚を記録しました。


森 恵 innocent world 

恋愛感情よりも客観的な風刺を織り交ぜたメッセージ性の強いの楽曲になったのは、歌詞をダメ出しされた桜井和寿さんが悩みに悩み抜いた挙句、思い浮かんだを詞をメモして完成させました。

「innocent world(無垢な世界)がいいな、憧れるな、ではなく、時にはそういうものと別れてしまう場面もあるわけで・・・」と当時のことを桜井さんは、振り返っています。


Mr.Children innocent world