舟歌 八代亜紀の艶ある低音が響く歌声 【カバー曲とオリジナル曲の魅力を比較!】

「舟歌」のオリジナル曲は、1979年5月にリリースされ八代亜紀が歌唱しました。

「舟歌」の週間オリコンチャートの順位は15位、1980年の年間チャートは55位でした。

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【オリジナル曲の楽曲情報】
リリース:1979年5月25日
レーベル:テイチク
作詞:阿久悠 作曲:浜圭介 編曲:竜崎孝路
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八代亜紀さんの代表曲の一つである「舟歌」は、発売年の第30回NHK紅白歌合戦で大トリを務めめてから売れ行きが加速していきました。

カラオケでも愛されている名曲で、男性女性を問わず多くのアーティスの皆さんがカバーしています。

カバーは、八代亜紀さんのデビュー前から親しく、「五八戦争」として話題となった歌謡曲全盛時代にヒット曲を連発して競い合った五木ひろしさんを選曲しました。


 舟唄  五木ひろし 

八代亜紀さんの訃報には、ただただ驚きました。

年末の歌謡賞番組や紅白歌合戦に釘付けにされていた頃、八代亜紀さんはその中心にいました。

演歌がガンガン流れたいた時代がとても懐かしいですし、演歌が流れていた盛り場は、今思うととても心地よかったです。
そう思わせてくれる曲の一つが八代亜紀さんの「舟歌」です。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


 八代亜紀  舟唄 


空と君のあいだに♪ カバー曲とオリジナル曲の魅力を比較!

「空と君のあいだに」のオリジナル曲は、1982年2月にリリースされ中島みゆきさんが歌唱しました。

「空と君のあいだに」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは5位でした。

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【オリジナル曲の楽曲情報】
リリース:1994年5月14日
レーベル:ポニーキャニオン
作詞・作曲:中島みゆき 編曲:瀬尾一三
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「空と君のあいだに」は、TVドラマ『家なき子』の主題歌に使用され、1994年「住友生命」、2020年「ユニクロ」のCMソングとしても採用されました。

TVドラマ『家なき子』では、子役の主人公・相沢すず(安達祐実)のセリフ『同情するなら金くれ』が、新語・流行語大賞に選ばれるほどのブームになりました。

社会的反響も大きく、ドラマがヒットの大ヒットによって、「空と君のあいだに」はミリオンセラーを記録しました。

男性・女性問わず多くのアーティストの皆さんがカバーしている平成の名曲ではありますが、個人的には、女性アーティスがカバー曲が気に入っています。

紹介するカバー曲は、2013年9月のカバーアルバム『遊音倶楽部 〜1st grade〜』をリリースした絢香さんです。

前奏(イントロ)からアレンジが異なっていて、バラードっぽい感じがいいんじゃないでしょうか。


 絢香  空と君のあいだに 

ドラマ『家なき子』の主題歌として書き下ろされた「空と君のあいだに」は、制作当初、家がなく犬といっしょに転々とするという少女のストーリーという大まかな情報だけでした。

作詞も担当した中島みゆきさんは、主人公と一緒に転々とする犬の目線から詞を書き上げたというエピソードは有名ですよね。^^!

人とは違う目線で詞を書き上げるって、みゆきさんらしい…ですが、オリジナル曲はストレートに人々の心に響く感じがいいですね。


 空と君のあいだに 中島みゆき 


我が良き友よ♪【1975年リリース】

「我が良き友よ」のオリジナル曲は、1975年2月にリリースされ、ミュージシャンのかまやつひろしさんが歌唱しました。

「我が良き友よ」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは9位でした。

シングルの累計では約90万枚を売り上げた「我が良き友よ」は、かまやつひろしさんの代表曲となりました。

男性女性を問わず多くのアーティスの皆さんがカバーしていますが、若い世代のガバーはちょっと少ない感じです。時代のせいでしょうか。

カバーは、やっぱり拓郎さんのセルフカバーですよね。


 我が良き友よ  吉田拓郎 

拓郎さんによれば、「かまやつさん、曲がうまく歌えなくてレコーディングが中々終わらなかった…」とラジオで語っていました。

前評判が高かった「我が良き友よ」は、拓郎さん自身に…という要望が強かったようですが、拓郎さんがムッシュにと言って押し切ったようです。

私が中学1年生だった時、兄貴がレコードを買って来て、「我が良き友よ」を初めて聴きました。「いい曲だなぁ~」って思ったことを今でも鮮明に覚えています。

それ以来、事あるごとに聴いている楽曲です。^^!


 かまやつひろし 我が良き友よ 


銀河鉄道999♪【1979年リリース】 男性カバー

「銀河鉄道999」のオリジナル曲は、1982年2月にリリースされオフコースが歌唱しました。

「銀河鉄道999」の週間オリコンチャートの順位は2位、年間チャートは14位でした。

「銀河鉄道999」は、1989年、2018年、2021年と何度も再リリースを重ねています。

「銀河鉄道999」は、大ヒット映画『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』の主題歌でした。

ゴダイゴによる英語バージョンやオーケストラ演奏とのコラボのほか様々なバージョンがあり、カバー曲も数え切れないほど存在します。

そんな中から遠藤正明さんのカバーを選曲してみました。


 銀河鉄道999  遠藤正明  

リリース当時の日本は「受験戦争」の真っ只中。下ばかりみて病んでいる子供たちに対して、
英語作詞担当の奈良橋陽子さんは、「日本だけでなく、世界に向かって生きていこう。」という意味を込めて詞を書き上げました。

また、編曲を担当したミッキー吉野さんは、タケカワユキヒデさんが仕上げた曲を、蒸気機関車が力強く走るようなアップテンポにしたんだそうです。

現代を生きる私たちの応援歌・・・でもありますよね。^^!


 Godiego  銀河鉄道999 


Honesty♪【1979年リリース】

「Honesty」のオリジナル曲は、1978年10月にリリースされ歌手でシンガーソングライター・ピアニストのビリー・ジョエルが歌唱しました。

「Honesty」のビルボードチャートの順位は『ニューヨーク52番街』に収録され、後にシングルカットされました。

『ニューヨーク52番街』は、全米アルバム・チャート1位に輝き、シングルカットされた「Honesty」の順位は24位でした。

CMソングとしても数多くさいようされていて、日本でも男性女性を問わず多くのアーティスの皆さんがカバーしています。

カバー曲は、2012年11月カバーアルバム『MY COVERS』に収録した青山テルマさんの「Honesty」です。


 青山テルマ – Honesty 

「世の中が不誠実に溢れ、誠実さを得ることは難しいが、それでも誠実さを求めていく」というビリーの想いが込められた『誠実』を歌った曲です。。^^!

いつの時代も不誠実が無くなることはありませんが、この国では政府の行う公共事業を中抜きしたり、パーティー券で裏金をつくったりと不誠実な権力者たちは幅を利かせ、益々、誠実さを得ることが難しくなりました。

それでも私たちは、誠実さを求めていく姿勢を持ち続けなければいけない・・・なんて思います。

せめて次世代に大きな影響を及ぼすAI(人工知能)には、常に『誠実さ』を持ち合わせて欲しいと願うばかりです。


 Billy Joel – Honesty