二人でお酒を【カバー曲とオリジナル曲】

「二人でお酒を」のオリジナル曲は、1974年3月にリリースされ歌手で女優の梓みちよさんが歌唱しました。

「二人でお酒を」の週間オリコンチャートの順位11位、年間チャートは18位でした。

「二人でお酒を」は、歌番組やステージなどで歌唱される際、1番の歌詞を歌い終えたあと床にあくらをかきながら歌うことが習慣になっていたのがとても印象的です。

当時は、お酒好きだったという梓みちよさんならではの曲ですよね。

五木ひろしさんがカバーしていたことは知りませんでした。


 二人でお酒を 五木ひろし 

1963年にリリースした「こんにちは赤ちゃん」の大ヒットで人気歌手になった梓みちよさんですが、この曲からの脱皮を狙ってプロディースされたのが「二人でお酒を」です。

梓みちよさんの提案で、あぐらをかくという演出が功を奏して大ヒットしました。

2020年に1月29日に永眠された梓みちよさんに哀悼の意を表します。


 二人でお酒を 梓みちよ 


「22歳の別れ」→ カバー曲とオリジナル曲

「22歳の別れ」のオリジナル曲は、伝説のフォークグループ“かぐや姫”が1974年にリリースしたアルバム『三階建の詩』に収録された楽曲で“かぐや姫”でフォークデュオ“風”の伊勢正三さんが歌唱しました。

“風”がリリースした「22歳の別れ」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは7位でした。
累計売上ではミリオンセラーを記録しています。


 22才の別れ 風 

編曲を担当した石川鷹彦さんのキラキラとした音色のギター…

このギターの音色にグサッときて、フォークギターを夢中で弾いた人も多いんじゃないでしょうか。

私もずいぶん後から石川鷹彦さんキターの音色の秘密が「ナッシュビルチューニング」だと知りましたが…^^!


 22才の別れ かぐや姫 


※「ナッシュビルチューニング」
3.4.5.6弦を1オクターブ上げたて、弾き方は同じという方法。

わかって下さい【1976年リリース】

「わかって下さい」のオリジナル曲は1976年2月にリリースされ、シンガーソングライターの因幡晃さんが歌唱しました。

「わかって下さい」の週間オリコンチャートの順位は3位。年間チャートは9位で約60万枚以上の売り上げて大ヒットしました。

ジャンルを超えて多くのアーティストの皆さんにカバーされていて、売上の記録以上に私たちの心に響く昭和の名曲です。

カバー曲は、美空ひばりさんの動画を選曲しました。


 わかって下さい 美空ひばり 



 因幡晃 わかって下さい 



秋の気配【1977年リリース】

「秋の気配」のオリジナル曲は、1977年8月にリリースされフォークグループのオフコースが歌唱しました。

オフコースの代表曲であり、秋の代表曲。

後に、「傲慢な気持ちを横浜の風景の中に隠したのが、あの曲だったんだ…でも、書いたときは必死だったんだよ、言葉さがして。本当はそんなつもりなかったんだけど、あとで考えたらひどい男だな…」と小田和正さんは振り返っています。

でも曲になってしまうとひどい男に聴こえないから不思議です。

辛島美登里さんのカバーがいい感じだったので…^^!


秋の気配 辛島美登里 


「…ぼくのせいいっぱいのやさしさを あなたは受けとめる筈もない…」っていう詞も、当時、女性にふられたことがなかった…という小田さんならではの表現ですね。


オフコース 秋の気配 




時間よ止まれ【1978年リリース】

「時間よ止まれ」のオリジナル曲は、1978年3月にリリースされ矢沢永吉さんが歌唱しました。

「時間よ止まれ」の週間オリコンチャートの順位は3位、年間チャートは9位でミリオンセラーを記録しました。

レコーディングには、YMOの坂本龍一(Keyboard)さんや高橋幸宏さん(Drums)後藤次利さん(Bass)、斉藤ノブさん(Percussion)、木原敏夫さん(folk Guitar)、相沢行夫さん(Guitar)などそうそうたるメンバーが参加されています。

永ちゃんのバラードの代表的なナンバーですが、カバーしているアーティストが意外と少ない楽曲です。

大友康平さんのカバーです。


大友康平 時間よ止まれ 


資生堂のCMソングとしても有名ですが、当時の人気歌番組『ザ・ベストテン』に出演しなかったことも、とても印象に残っています。


 T時間よ止まれ 矢沢永吉