ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO【1984年リリース】

「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」のオリジナル曲は、1984年に公開された映画『フットルース』の挿入歌で女性歌手ボニー・タイラー(Bonnie Tyler)さんが歌唱しました。

麻倉未稀さんの「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」の週間オリコンチャートの順位は19位、1985年の年間チャートは71位でした。

テレビドラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌となった麻倉バージョンは、ドラマと共にヒットしました。


 麻倉未稀 ヒーロー 


葛城バージョンと麻倉バージョンは作詞者が同じですが、歌詞が異なっています。


 葛城ユキ ヒーロー 


ボニー・タイラーさんのハスキーボイスは、とても印象的で懐かしい…です。


Bonnie Tyler – Holding Out For A Hero 




心を揺さぶる山路の歌:『天城越え』のカバー曲とオリジナル曲の感動

【解説】
「天城越え」は、静岡県の伊豆市と河津桜で有名な加茂郡河津町の境にある天城峠を越える山路を指します。

穏やかな気候と美しい自然に恵まれた深い山の懐と、清流に恵まれた温泉郷に位置する天城峠は、度々文学作品などのテーマになったこともあり、古くから人気のある観光地です。

楽曲の「天城越え」の歌詞には、有名な観光スポットが随所に登場しますが、天城峠の静かな山路を越える旅を歌った曲ではなく、心を大きく揺さぶる情念が籠った曲です。

この情念が私たちの心に響き続け感動を与えてくれました。

このブログ記事では、「天城越え」のカバー曲とオリジナル曲を比較しながら、その感動の核心、情念に迫ります。

この曲を歌い込むのも良し…天城峠を散策するのも良し…「天城越え」の世界は深~いですよね。



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【楽曲情報】
リリース:1986年7月21日
レーベル:日本コロムビア
作詞:吉岡治 作曲:弦哲也 編曲:桜庭伸幸
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「天城越え」のオリジナル曲は、1986年7月にリリースされ歌手の石川さゆりさんが歌唱しました。



カラオケで熱唱したい…「天城越え」ですが・・・

「石川さゆりさんにしか歌えない、難易度の高い作品を…」ということで制作されたという経緯は、納得ですよね。



「天城越え」は、カラオケでは最も歌われた楽曲だというデータがありますが、

2000年を過ぎたあたりから、カバー曲としてリリースするアーティストが増えた楽曲です。

カバー曲は、歌手で作曲家の弦哲也さんのセルフカバーです。弾き語りがいいですよね!


天城越え  弦哲也


静岡県の伊豆半島・天城山を舞台にしたご当地ソングでもある「天城越え」は、年末の『NHK紅白歌合戦』で合計11回も歌唱されている番組恒例ソングでもあります。^^!

石川さゆりさんの代名詞となった「天城越え」は、歌詞と正面から向き合いゆっくりからだに沁み込ませて長年にわたり歌いづづけてきた石川さゆりさんの情念そのものではないかと思います。

この情念に多くの人が心を突き動かされてしまったのではないでしょうか。




天城越え  石川さゆり 




2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン【1984年リリース】

「2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン」のオリジナル曲は、1984年2月にリリースされ歌手の郷ひろみさんが歌唱しました。

「2億4千万の瞳 エキゾチック・ジャパン」の売上は21万枚。週間オリコンチャートの順位7位、年間チャートは61位でした。

カバー曲は、FANTASTICS from EXILE TRIBE(ファンタスティックス・フロム・エグザイル・トライブ)です。


 2億4千万の瞳 FANTASTICS from EXILE TRIBE 


今ではJRになってしまいましたが、国鉄(日本国有鉄道)最後のキャンペーンだった「エキゾチック・ジャパン」のキャンペーンソングです。

当時の日本の総人口が約1億2千万人で瞳の数が2億4千万だったことから曲名がついています。


 2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン- 郷ひろみ 



ボヘミアン【1982年リリース】

「ボヘミアン」のオリジナル曲は、1982年9月にリリースされ歌手の大友裕子さんが歌唱しました。

翌年の5月に歌手の葛城ユキさんが、アルバム『RUNNER』に収録し、ドラマ『赤い足音』の主題歌となったことでシングルカットされされヒットしました。

葛城ユキさんの「ボヘミアン」の週間オリコンチャートは3位、年間チャートは23位でした。

葛城ユキさん=「ボヘミアン」=ハスキーボイスでパンチのきいた女性ロック歌手…という勝手なイメージがあります。^^!


ボヘミアン 葛城ユキ 



チャゲ&飛鳥のセルフカバーもいいですね~


 ボヘミアン チャゲ&飛鳥  



大友裕子さんの「ボヘミアン」も気に入ってますが・・・


大友裕子 ボヘミアン 



恋の予感【1984年リリース】

「恋の予感」のオリジナル曲は1984年10月にリリースされ、ロックバンドの安全地帯が歌唱しました。

「恋の予感」の累計売上は、およそ43.6万枚。週間オリコンチャートの順位は3位、1985年の年間チャートは23位でした。

テレビの歌番組やラジオでは、安全地帯の玉置浩二さんの歌をよく聴いていましたが、作詞した井上陽水さんのアルバム『9.5カラット』の中でこの曲をセルフカバーしていたので、井上陽水さんの「恋の予感」が印象に残っていますが・・・

中森明菜さんのしっとりとしたカバーもいい感じですね。^^!


 中森明菜 恋の予感 


JAのCM曲にも採用された「恋の予感」は、安全地帯の代表曲の一つです。

2010年に活動を再開した安全地帯によって「オレンジ/恋の予感 (2010バージョン)」がセルフカバーされています。


 恋の予感 安全地帯