ハリケーン【1981年リリース】

 
「ハリケーン」のオリジナル曲は、1981年5月にリリースされシャネルズが歌唱しました。

オリコン週間チャート2位でした。

『PUFFY』や『ゴスペラッツ』によるカバーがリリースされていますが・・・

サングラスにランドセルがトレードマークの少女5人組グループ・Mariaが、所属事務所の大先輩・ラッツ&スターのヒット曲「ハリケーン」で、CDデビューしました。


Maria 『 ハリケーン 』 MV
 

「ランナウェイ」「トゥナイト」「街角トワイライト」に続いてデビューから4作連続のオリコンシングルチャートTOP3入りを果たしたのが「ハリケーン」です。


シャネルズ ハリケーン


少女A【1982年リリース】

「少女A」のオリジナル曲は、1982年7月にリリースされ歌手の中森明菜さんが歌唱しました。

「少女A」の詞は、もともと沢田研二さん向けに「ロリータ」というタイトルで提供され廃案になった歌詞を書き直したものなんだそうです。

タイトルの「少女A」は、少年犯罪において実名報道を避けるために用いられる匿名から作詞の売野雅勇さんが思いついたもので、中森明菜さんのイニシャルとは無関係なんだとか…

当時はヤンキー全盛の若者文化だったことから、従来の歌謡曲の枠外で曲を作りたいと考え「反社会」をコンセプトとした楽曲が採用されました。

意外ですが、カバーしてアーティストが少ない楽曲です。


吉川友 少女A

中森明菜さんは、この曲で数々の音楽番組への出演を果たし、アイドル歌手としての地位と存在を強固なものとした楽曲です。

「不良っぽくもありながら、どこか哀しげなヴォーカル・ワークに心揺さぶられる…」ナンバーです。


 中森明菜 少女A


STAR LIGHT【1987年リリース】

「STAR LIGHT」(スターライト)のオリジナル曲は、1987年8月にリリースされアイドルグループの光GENJIが歌唱しました。

オリコン週間チャート1位、年間4位。85万枚(公称)を売り上げました。

Aメロ、Bメロ、サビをCHAGEさんがCメロを飛鳥(ASKA)さんが作曲しました。

楽曲を提供したCHAGE and ASKAもこの曲をセルフカバーし、歌番組などでも披露しています。


STAR LIGHT – CHAGE and ASKA 

ジャニーズ事務所では、オリコンシングルチャートでデビューシングルが初登場1位を獲得するのは、近藤真彦さんや少年隊に続く3組目の快挙でした。


 STAR LIGHT 光GENJI 


赤道小町ドキッ【1982年リリース】

「赤道小町ドキッ」のオリジナル曲は、1982年4月にリリースされシンガーソングライターの山下久美子さんが歌唱しました。

オリコン週間チャート2位、年間チャート22位。

80年代は化粧品メーカーがメディアなどへの露出が隆盛を極めていて、キャンペーンソングに抜擢される楽曲が大ヒットに繋がると言われていました。

「赤道小町ドキッ」は噂通り、1982年夏のカネボウ化粧品キャンペーンイメージソングに選ばれ、大ヒットしました。

2006年にシングルでカバーした夏目ナナさんの「赤道小町ドキッ」です。


  赤道小町ドキッ  夏目ナナ

 

タイトルがいい楽曲ですね。 山下久美子さん自身初の大ヒット曲です。


山下久美子 赤道小町ドキッ


雨音はショパンの調べ【1983年リリース】

「雨音はショパンの調べ」のオリジナル曲は、1983年にリリースされたイタリアの歌手・ガゼボさんの「アイ・ライク・ショパン」として歌唱しました。

日本では、1984年4月にリリースされモデルで歌手で女優だった小林麻美さんがカバーして歌唱しました。

「雨音はショパンの調べ」のオリコン週間チャート1位、年間チャートは12位。約52万枚を売り上げました。

小林麻美さん自身が、長い髪で影のある表情が曲の持つ雰囲気に似合っていてとても印象的だったことを覚えています。

小林麻美さんと旧知の仲だった松任谷由実さんが日本語訳詞を手掛けました。


小林麻美 雨音はショパンの調べ

ヨーロッパ各国のチャートをにぎわせたことをきっかけに世界中で大ヒットしたガゼボさんの「アイ・ライク・ショパン」です。


Gazebo – I Like Chopin