「やさしい悪魔」のオリジナル曲は、1977年3月にアイドルグループのキャンディーズが歌唱しました。
「やさしい悪魔」の週間オリコンチャートの順位は4位、年間チャートは27位で52万枚を売り上げました。
キャンディーズのベスト・ソングに挙げられる「やさしい悪魔」は、それまでの清楚なイメージの衣装をアン・ルイスさんによる大胆なデビルデザインに一新し、喜多條忠さんの作詞とキャンディーズのファンだった
吉田拓郎さんが作曲を手掛けました。
音域の広い難曲だと言われた「やさしい悪魔」は、拓郎さんがレコーディングでキャンディーズに歌唱指導をしたいがために、わざと難しくしたと噂されています。
後に拓郎さんは、キャンディーズファンだったことも認めていますが、レコーディングで音をつくり上げていくことが楽しくて仕方なかった…と語っています。
ということで、拓郎さんのセルフカバーを選曲してみました。
やさしい悪魔:吉田拓郎
キャンディーズ自身も『私たちの代表曲』と語った「やさしい悪魔」は、キャンディーズ最大のヒット曲です。
音楽的に完成度が高く、今でも聴いて楽しめる名曲なんじゃないでしょうか。
やさしい悪魔 キャンディーズ
「チェルシーの唄」のオリジナル曲は、1977年にリリースされフォークデュオ・シモンズが歌唱しました。
CMソングだった「チェルシーの唄」の売上やオリコンチャートの順位はよくわかりません。
女性のアーティストのカバーが目立ちますが・・・
小林亜星さんの曲と安井かずみさんの詞、とても美しい…ですよね。
チェルシーの唄 南沙織
シモンズは、田中ユミ、玉井タエの女性フォークデュオです。
100曲を超えるCMソングを歌唱しているシモンズですが、もっとも有名な曲が明治製菓のチェルシーのCMソングです。
シモンズ チェルシーの唄
「愛燦燦」のオリジナル曲は、1986年5月にリリースされ、「歌謡界の女王」美空ひばりさんが歌唱しました。
「愛燦燦」の週間オリコンチャートの順位は69位と振るいませんでしたが、美空ひばりさんの遺作となった「川の流れのように」と共に多くのメディアに取り上げられました。
1991年には再発売されたことや多くのアーティスの皆さんがカバーしたことで、美空ひばりさんの代表作として今でも親しまれている名曲です。
どなたのカバーにしようか迷いましたが、小椋佳さんのセルフカバーを選曲してみました。
小椋佳 愛燦燦
CMソングだった「愛燦燦」は、担当ディレクターの「包容力がほしい」意向でシンガーソングライターの小椋佳さんが制作した楽曲です。
この曲が今なお親しまれているのは、イントロから「何とも包まれてしまう感に慕ってしまうから…」なんて個人的に思ったりしています。^^!
愛燦燦 ♪美空ひばり
「心凍らせて」のオリジナル曲は1992年8月にリリースされ、歌手の高山厳さんが歌唱しました。
「心凍らせて」の週間オリコンチャートは10位、1994年の年間チャートは58位でした。
発売から1994年にかけて大ヒットし、数々の歌謡賞を受賞して「NHK紅白歌合戦」にも出場を果たしました。
香西かおりさんのカバーを選曲してみました。
香西かおり 心凍らせて
「~今がどこにも行かないように 心凍らせて~♪」という歌詞には、グッと引き込まれるものがありますよね。^^!
高山厳 心凍らせて
「青春II」のオリジナル曲は1978年8月にリリースされ、シンガーソングライターの
松山千春さんが歌唱しました。
「青春II」は松山千春さんの5枚目のシングル曲「季節の中で」のB面に収録された楽曲です。
ミリオンセラーを達成した「季節の中で」のB面曲なので、多くの人たちが聴いた…と思われます。
1979年5月には、歌手でタレントの高田みづえさんの12枚目のシングル曲としてリリースされました。
青春II 高田みづえ
1978年当時の松山千春さんは、テレビの歌番組には出演されませんでした。
ということで、「季節の中で」「青春II」をカセットテープに録音して、カセットデッキでテープがすり減るほど聴いていました。
松山千春 青春Ⅱ