四つのお願い【1970年リリース】

「四つのお願い」のオリジナル曲は1970年4月にリリースされ、ちあきなおみさんが歌唱しました。

「四つのお願い」の累計売上は37枚。オリコンチャートの最高位は4位を獲得しました。

この年は、日本万国博覧会(大阪万博)が3月15日から9月13日までの半年間開催されました。

日本中が万博に熱狂している最中にヒットしたのが「四つのお願い」です。

男性アーティストがカバーしづらい歌詞であるため、カバーしているのは殆どが女性アーティスの皆さんです。

O’s(オズ)のカバーです。O’sは、長崎県出身の姉妹デュオです。
2006年2月アルバム『あなたとならば』に収録されました。


四つのお願い O’s

「四つのお願い」の発売当時のちあきなおみさんは、「お色気アイドル路線」と言われたようですが…
当時の動画を観ると、「お色気アイドル…」言われた所以がわかりますよね。

歌唱力もバツグンです。

曲名が差別用語を連想させることから、テレビ放送やCDなどベスト盤への収録が自粛された経緯あり、今でもいオリジナル楽曲がCD化されていないんだそうです。


ちあきなおみ 四つのお願い 


くちなしの花【1973年リリース】

「くちなしの花」のオリジナル曲は、1973年8月にリリースされ渡哲也さんが歌唱してヒットしました。

「くちなしの花」の売り上げは累計で約90万枚です。

大勢のアーティストの皆さんがカバーする中で、石原裕次郎さんの動画を選びました。
裕次郎さんが歌う「くちなしの花」は、何の抵抗もなくすらっと聴けちゃいますよね。^^!


くちなしの花  石原裕次郎

1974年、有線放送から火がついてヒットした「くちなしの花」によって、渡哲也さんはこの年の紅白歌合戦に出場しています。

団長の角刈り姿に当時の勢いを感じてしまいます。


 くちなしの花 渡哲也 


知床旅情【1965年リリース】

「知床旅情」は、映画『地の涯に生きるもの』の撮影のため知床半島の羅臼に長期滞在した際に森繁久彌さんが作詞・作曲を手掛けた楽曲です。

シングルレコードが発売されたのは1965年ですが、1962年に放送された第13回NHK紅白歌合戦では、森繁久彌さん自身が歌唱しました。

その後、1970年11月にリリースした加藤登紀子さんのアルバム『日本哀歌集』に収録され、同年にシングルカットされました。

1971年のオリコンチャートでは、「知床旅情」は7週連続の1位を獲得しました。
この年のオリコン年間チャートでは2位にランクインし、累計の売上は140万枚を記録しています。


 知床旅情  加藤登紀子 

多くのアーティストの皆さんがカバーしています。
ご当地ソングではありますが、私たちの心の琴線に触れる昭和の名曲です。


 知床旅情 森繁久弥   


赤い風船【1973年リリース】

「赤い風船」のオリジナル曲は、1973年4月にリリースされました。

1965年から1990年まで放映された人気ドラマ『時間ですよ』の中で、浅田美代子さんによって歌唱されました。

「赤い風船」は、80万枚の累計売上を記録しています。

お茶の間で家族みんなでテレビをみていた時代ですから…お茶の間からヒットと言っても過言ではありません。^^!

今では考えられない生放送でドラマを放送する…という先駆者的な番組で、お茶の間を大いに盛り上げましたよね。

浅田美代子さんと共演していた天地真理さんの「赤い風船」です。


赤い風船  天地 真理 

浅田美代子さんの歌唱力にはヒヤヒヤさせられましたが、その歌唱力も「赤い風船」の魅力でした。


 赤い風船  浅田美代子


東京 【1974年リリース】

「東京」のオリジナル曲は1974年にリリースされ、フォークソンググループのマイ・ペースが歌ってヒットしました。

オリコンチャートの最高位は28位、累計では約100万枚というロングセラーを記録しています。

坂本九さんをはじめ多くのアーティストによってカバーされています。
「東京」と名の付く曲・・・グッと惹きつけるものがありますよね。^^!

カバー曲は、柴田淳さんです。


 東京  柴田淳 

リードボーカルだった森田貢さんが2000年12月に「東京」をセルフカバーしました。

1978年に活動を休止したマイ・ペースは、2010年代になってオリジナルメンバーで活動を再開しました。


マイペース – 東京