「ヘッドライト」の二つの光:新沼謙治と徳久広司の名曲を比較!

新沼謙治の「ヘッドライト」は、哀愁漂う切ない歌詞が魅力的で、響いてしまう人にはたまらない曲です。

この曲の作曲家・徳久広司によるセルフカバーでも新たな輝きを見せています。

「ヘッドライト」の二つのバージョンは、異なるアーティストの表現力の違いを楽しみたいと思います。

この記事では、新沼謙治のオリジナルバージョンと徳久広司のセルフカバーバージョンを比較し、それぞれの魅力と音楽的な違いについて詳しく探ります。

どちらの「ヘッドライト」があなたの心に響くのでしょうか?それぞれの光の違いを感じながら、音楽の旅をお楽しみください。

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【楽曲情報】
リリース:1977年2月1日
レーベル:日本コロムビア
作詞:阿久悠 作曲:徳久広司 編曲:森岡賢一郎

「ヘッドライト」のオリジナル曲は、1977年2月にリリースされ新沼謙治が歌唱しました。

「ヘッドライト」の週間オリコンチャートの順位は12位、年間チャートは69位でした。

新沼謙治はこの曲で、前年末の「第27回NHK紅白歌合戦」の初出場に続き、1977年末の「第28回NHK紅白歌合戦」へ、2年連続2回目の出場を果しています。
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徳久広司のセルフカバー「ヘッドライト」は、オリジナルとは一味違う深みと感情表現が光り作曲家ならではの一曲です。

曲の持つ哀愁や切なさをより一層引き立て、リスナーに強い印象を与えます。

オリジナルを知っているファンにとって、このセルフカバーは楽曲に対する理解を深めるきっかけとなるでしょうか。

徳久広司の丁寧なアレンジは、曲の魅力を最大限に引き出し、楽器の使い方や音の重なりが絶妙で、まるで新しい楽曲を聴いているかのような新鮮さを感じさせます。

全体として、徳久広司の「ヘッドライト」は、彼自身の音楽性と感情を存分に表現した見事なセルフカバーです。


 徳久広司  「ヘッドライト」 

「ヘッドライト」は、夜の高速道路を舞台に、一人でハンドルを握る男の孤独や思いを描いています。

新沼謙治の伸びやかな歌声は、歌詞に込められた感情を見事に表現し、聴く者の心に深く響きます。

彼の表現力は、まるでその場にいるかのような臨場感を与え、リスナーを物語の世界に引き込んでいきます。

曲の構成も秀逸で、イントロからエンディングまでの流れが非常にスムーズです。
特に、サビ部分の盛り上がりは圧巻です。

発売当時は、酒場を中心に流行り始めた”カラオケ”を意識した曲作りがの背景にあり、「聴く曲から歌える曲へ」があったのでは思われます。

「ヘッドライト」は、歌詞の情景描写が具体的でありながらも、普遍的な感情をテーマにしているため、多くのリスナーに共感を呼び起こすだけでなく、”歌いたくなる”という要素が含まれています。

新沼謙治の温かみと哀愁を兼ね備えた歌声が、孤独や希望、過去への思いといった複雑な感情を見事に表現しており、彼の歌手としての技量を再確認さ、歌好きな人たちにマイクを持たせる役割を担ったせる一曲です。


 ヘッド・ライト 新沼謙治 


飛んでイスタンブール♪【1978年リリース】

「飛んでイスタンブール」のオリジナル曲は、1978年4月にリリースされ庄野真代さんが歌唱しました。

「飛んでイスタンブール」の週間オリコンチャートの順位は19位、年間チャートは35位でした。

累計では、60万枚(80万枚という説もありますが、多くの女性アーティストの皆さんがカバーしています。

歌番組が全盛だった頃の昭和の歌謡曲…ですよね。

石川さゆりさんのカバーです。


 石川さゆり  飛んでイスタンブール 

「飛んでイスタンブール」のヒットによって、飛躍的に知名度が上がってしまったイスタンブール。^^!

1989年には。日本とトルコを結ぶ直行便のが就航されましたが、この曲の影響もあったことは間違えありませんね。^^!


 庄野真代 飛んでイスタンブール 


季節の中で♪【1978年リリース】

「季節の中で」のオリジナル曲は、1978年8月にリリースされ松山千春さんが歌唱しました。

「季節の中で」の週間オリコンチャートの順位は1位、1978年が26位、1978年が24位で累計ではミリオンセラーを達成しています。

ミリオンセラーを達成しているにもかかわらず、意外にもカバーしているアーティストが少ない楽曲ですよね。
もっともっと多くの方々にカバーしてもらいたいですが・・・

カバーは大橋純子さんです。

季節の中で 大橋純子
 

松山千春さんがテレビの歌番組に殆ど出演されなくて・・・

コンサートにチケットを手に入れることも大変だった時代が懐かしいです。^^!

『松山千春のオールナイトニッポン』、布団の中でよく聴きました。


 季節の中で 松山千春 


祭りのあと♪【1994年リリース】

「祭りのあと」(サザンオールスターズ)のオリジナル曲は、1982年2月にリリースされ桑田佳祐さんが歌唱しました。

「祭りのあと」の週間オリコンチャートの順位は2位、95年の年間チャートは69位、累計では約81万枚を売り上げました。

「祭りのあと」は、桑田さん出演のキリンのCMソングやテレビドラマの主題歌に起用されました。

森 恵さんの弾き語りのカバーです。


 森恵  祭りのあと 

論評では「とても丁寧に作られた日本的感覚のロッカ・バラードとも言われ、歌謡曲のテイストを感じさせるメロディが切なく響く楽曲」だと評されています。

『情けない男でごめんよ♪~』という歌い出しで、グイッと惹き込まれてしまう曲ですよね。^^!


 桑田佳祐 ? 祭りのあと(Full ver.)