カサブランカダンディ【1979年リリース】

「カサブランカダンディ」のオリジナル曲は1979年2月にリリースされ歌手の沢田研二さんが歌唱しました。

「カサブランカダンディ」の週間オリコンチャートの順位は5位、年間チャートは26位でした。

カバーしているアーティストがあまり多くありませんが、1997年12月田村直美さんが16枚目のシングル曲としてリリースしました。

ノエビア化粧品のCMソングだったと覚えている人も多いんじゃないでしょうか。


 田村直美 カサブランカ・ダンディ 

ウィスキー・ボトルから洋酒を口に含み霧を吹く曲の歌い出しは、「さすがジュリー」って思いました。

映画『カサブランカ』に対する郷愁を漂わせる阿久悠氏の詞は、今では問題視されしまう表現かも知れませんが、作詞した時代背景や意図を尊重したい…ですよね。


 カサブランカ・ダンディ – 沢田研二 


夏の扉【1981年リリース】

「夏の扉」のオリジナル曲は1981年4月にリリースされ、歌手の松田聖子さんが歌唱しました。

「夏の扉」の週間オリコンチャートの順位1位、1981年5月の月間チャートは2位、同年6月の月間チャート1位で年間チャートは14位でした。

当時のオリコンチャートの1位は、寺尾聡さんの「ルビーの指環」が高セールスをキープしていまいした。

もっともっと多くの方々にカバーして欲しいなぁ~って思う楽曲です。
カバー曲は、乃木坂46です。


夏の扉 乃木坂46 

トレードマークだった「聖子ちゃんカット」を歌詞の『~髪を切った私に~』合わせてショートカットにしたことも印象的でした。

デビュー曲から「夏の扉」まで初期の5作を手掛けた三浦徳子さんの詞は、等身大の松田聖子さんをイメージさせた感がありますよね。


夏の扉 松田聖子 


中島美嘉の「STARS」を加治ひとみが歌う:オリジナルとカバーの美しさを探る!

中島美嘉のデビュー曲「STARS」は、美しいメロディーと歌詞で魅了した楽曲です。

中島美嘉は、約3,000人が参加したテレビドラマ『傷だらけのラブソング』のオーディションを勝ち抜いてヒロインとして抜擢され、女優としてしてデビューし、主題歌となった「STARS」で歌手デビューも果たしました。

一方、この曲をカバーした加治ひとみに注目してみました。

この記事では、中島美嘉のオリジナル曲「STARS」と加治ひとみのカバー曲を比較し、それぞれの魅力を探ってみます。

オリジナルの持つ独特のエモーションとカバーの新鮮なアプローチを楽しみながら、音楽の深みと美しさを再発見しましょう。

【楽曲情報】
リリース:2001年11月7日
レーベル:ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
作詞:秋元康 作曲:川口大輔 編曲:冨田恵一

「STARS」のオリジナル曲は、2001年11月にリリースされ歌手の中島美嘉さんが歌唱しました。
デビューシングル「STARS」は、いきなり週間オリコンチャートの3位に初登場し、年間チャートは34位でした。

【加治ひとみのバージョン】
加治ひとみのバージョンは、彼女独自の解釈と表現力で原曲の魅力を引き立てつつ、異なる魅力を感じさせるものとなっています。

加治ひとみのカバー曲「STARS」は、中島美嘉のオリジナルに新たな息吹を吹き込んだ素晴らしい作品です。

加治ひとみは、彼女自身の独特な声質と表現力を活かし、オリジナルとは異なる魅力を引き出しています。

彼女のカバーは、柔らかくも力強いボーカルが印象的で、原曲の持つ繊細な感情を繊細に再現しつつ、より現代的なアレンジで新鮮さを感じさせます。

彼女のボーカルの透明感が際立ち、聴く者の心に深く響きます。

加治ひとみの「STARS」は、オリジナルに対するリスペクトを保ちながらも、彼女自身のスタイルをしっかりと表現した一曲で、オリジナルファンにも新たな発見をもたらす魅力的なカバーとなっています。


 加治ひとみ STARS 

【中島美嘉のオリジナルバージョン】
中島美嘉のデビュー曲「STARS」は、彼女のアーティストとしての才能を初めて世に知らしめた象徴的な楽曲です。
2001年にリリースされたこの曲は、彼女のちょっとけだるさ感ある表現の中に秘めたパワフルなボーカルと深みのある歌詞で聴く者の心を捉えました。

楽曲全体を通じて感じられるのは、切ないほどの純粋な感情と、その裏にある静かな強さです。

彼女の声質の伸びやかさは、まるで星空に向かって叫ぶような解放感を与えます。

「STARS」の歌詞は、夢と希望、そして孤独と葛藤を描いており、多くの若者たちが共感できる内容となっています。

中島美嘉の独特なボーカルスタイルは、この歌詞の世界観をより一層深め、聴く者に強烈な印象を残します。

音楽的には、ピアノを中心にしたシンプルながらも美しいアレンジが、中島美嘉の声質を引き立てており、余計な装飾を排したことで楽曲の持つ純粋さが際立っています。

この曲は、中島美嘉のキャリアの出発点としてだけでなく、彼女のその後の音楽性を予感させる重要な作品です。

「STARS」は、デビュー曲ながらもその完成度の高さと感動的な表現力で、多くのファンの心に刻まれ続けており、中島美嘉というアーティストの存在を確固たるものにしました。


 中島美嘉 STARS 


WON’T BE LONG【1990年リリース】

「WON’T BE LONG」(ウォント・ビー・ロング)のオリジナル曲は1990年8月にリリースされ音楽デュオ・バブルガム・ブラザーズが歌唱しました。

「WON’T BE LONG」の週間オリコンチャートの順位は3位、年間チャートは16位、1992年には累計売上約170万枚を記録しました。

ミリオンセラーになった曲としてはカバーするアーティストが少ないって思いますが…
2006年11月に「EXILE&倖田來未」がカバーしました。


 Exile & Koda Kumi – Won’t be long 

リリース後、反響の少なかった「WON’T BE LONG」でしたが、フジテレビ系で生放送していた深夜番組『オールナイトフジ』の最終回スペシャルで、この曲がお気に入りだったとんねるずが放送中に2度に渡って曲を流したところ、問い合わせが殺到しました。

これを機に「WON’T BE LONG」は大ヒットしました。


 バブルガム・ブラザーズ WON’T BE LONG 


悲しい色やね ~OSAKA BAY BLUES~【1982年リリース】

「悲しい色やね ~OSAKA BAY BLUES~」のオリジナル曲は1982年10月にリリースされ、R&B・ソウルシンガーでシンガーソングライターの上田正樹さんが歌唱しました。

「悲しい色やね ~OSAKA BAY BLUES~」がリリースされた1982年は、福沢諭吉が描かれた新一万円札が印刷され、500円硬貨が登場しました。

このほか、「羽田沖に日航機墜落」「ホテル・ニュージャパン火災」「戸塚ヨットスクール問題」などの出来事がありました。

「ネクラ」「ひょうきん族」などが流行語となり、『北酒場』『さざんかの宿』『夢芝居』『氷雨』『リバーサイド・ホテル』『少女A』『赤いスイートピー』『哀愁のカサブランカ』などの曲がひっとしました。

数あるカバー曲の中からこの方のライブを選曲しました。


 悲しい色やね 桑田佳祐 

発表直後は売れ行きがよくなった「悲しい色やね ~OSAKA BAY BLUES~」ですが、有線放送から火がついて翌1983年にかけて国内における上田正樹さん自身最高のヒット曲となりました。

1988年公開の映画『悲しい色やねん』では主題歌となり、上田正樹さん本人も出演しています。


 悲しい色やね 上田正樹