「命くれない」カバー曲とオリジナル曲の比較!前口上の魅力を探る

このブログ記事では、『命くれない』に焦点を当て、カバー曲とオリジナル曲の比較を通じて、カバー曲の前口上の魅力を探ります。

「命くれない」は、その深い歌詞とメロディによって、多くの人々の心を打ち震わせる曲として知られています。

オリジナル曲として生まれた感動を、異なるアーティストがカバーすることで、新たな解釈や魅力が加わります。

この記事では、カバー曲とオリジナル曲の間でどのような違いや共通点があるのかを探求しながら、前口上の重要性や魅力に迫ります。

前口上が、ズバリハマってしまうと、「命くれない」という曲の深いメッセージが、聴く者の心への訴え掛けも変わってしまうことがよくわかるのではないでしょうか。

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【楽曲情報】
リリース:1986年3月21日
レーベル:日本クラウンe
作詞:吉岡治 作曲:北原じゅん 編曲:馬場良
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「命くれない」のオリジナル曲は、1986年3月にリリースされ歌手で女優の瀬川瑛子が歌唱しました。

発売当初は、泣かず飛ばすの「命くれない」でしたが、1987年に入り有線放送で火がつき、1988年1月にはミリオンセラーを記録しました。

累計では約170万枚をセールスしました。

「命くれない」の週間オリコンチャートの順位は2位、1987年の年間チャートは1位に輝きました。

「命くれない」は、演歌歌手の皆さんのカバーが目立つ楽曲です。

カバー曲は、島津亜矢を選曲しました。

選曲理由は、「夫婦の細やかな・・・」という
動画の冒頭の『前口上』が、この曲の魅力を引き出しているからです。


 島津亜矢  命くれない 

今でこそ少なくなってしまった『前口上』。
特に演歌の『前口上』は、歌唱前に行われる曲紹介のことで、演歌でよくある独特の文化です。
昭和の歌番組全盛期にの曲の紹介時にも用いられていました。この「前口上』によって聴き手をより惹き込むパフォーマンス効果があると言われています。

「命と結び合う縁(えにし)の紅い糸の紅(くれない)と、命をくれませんか・お互いに命を交換し合いませんかという夫婦の絆の意味を持っているんだよ」と作詞家の吉岡治は、瀬川瑛子に説いたと言われています。^^!

「生まれる前から~♪結ばれていた♪そんな気がする紅の糸~♪」の一途に添い遂げる感の強い出だしには、「重っ!」って印象が強かったのです。

随分時が経って「命くれない」を聴いてみると、流行らないかも知れませんが、今の時代こそこの曲を聴いて感じるべき・・・なんて思いました。


 瀬川瑛子  命くれない