明日への思い:わらべの「もしも明日が…。」と真白清美のカバーを比較!

わらべの「もしも明日が…。」は、人気バラエティ番組の挿入歌として多くのファンに愛された楽曲はです。

人生の不確かさと希望について考えさせる、感動的なメッセージを持っています。

今回の記事は、わらべのオリジナルバージョンと2023年に真白清美によってカバーされた「もしも明日が…。」とオリジナル曲を比較し、
それぞれのバージョンがどのような感じ方を与えるかを探ります。

この比較から、音楽が時代や個人を超えてどのように共感や感動を引き出すかの洞察を得ることができるでしょう。

  • 【楽曲情報】
    リリース:1983年12月21日
    レーベル:フォーライフ
    作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:佐藤準

「もしも明日が・・・。」のオリジナル曲は、1983年12月にリリースされわらべが歌唱しました。

オリコン週間チャートの最高順位は1位、月間、年間の最高順位も1位でした。
累計では約104万枚を売り上げました。

「もしも明日が・・・。」は、テレビ朝日系『欽ちゃんのどこまでやるの!?』の挿入歌です。

『欽ちゃんのどこまでやるの!?』通称『欽どこ』から誕生したわらべは、高部知子、倉沢淳美、高橋真美の3名(のぞみ、かなえ、たまえ)の企画ユニットです。

のぞみ役の高部知子がグループから脱退し、新たに2人デュオとして再出発作として発売されました。

  • 【真白清美のカバーバージョン】
    真白清美による「もしも明日が…。」のカバーは、オリジナル曲を忠実で繊細に表現しています。

彼女の柔らかい歌声は、オリジナル曲のデュオとは異なりソロのボーカルということでシンプルに聴こえます。

このバージョンでは、楽曲の感動的な雰囲気を一層引き立て、どことなく懐かしさを感じます。

40年もの時が流れて新たな世代のカバー曲は新鮮に感じますよね。^^!

「もしも明日が…。」の魅力は、〝切なさと希望が交錯する”ところにあるんじゃないしょうか。

真白清美の歌声は、曲の特徴をよりよく生かしています。


もしも明日が・・・。 真白清美

  • 【わらべのオリジナルバージョン】
    わらべの「もしも明日が…。」は、日本の音楽シーンにおいて感動的な楽曲として広く認識されています。

この曲は、人生の不確実性と希望について繊細に触れながら、リスナーに深い感情移入を促します。

わらべの特徴的なハーモニーと澄みわたって清らかなボーカルが歌詞を際立たせ、心に響くメッセージになっています。

楽曲のアレンジは、シンプルながらも効果的な組み合わせにより、曲のムードを豊かにしています。

特に、メロディーラインの美しさと歌詞の組み合わせは、『三木たかし&荒木とよひさ』ならではですね。

「もしも明日が…。」は、そのリリース以来、多くの人々にとって、困難な時でも前を向いて進む勇気を与える曲です。

わらべによるこの楽曲は、音楽を通じて深い人生の洞察を提供し、多世代にわたって愛され続けるクラシックな作品です。


わらべ もしも明日が・・・。(1984)

   
 

「タイム・トラベル」を比較:原田真二のオリジナルとスピッツのカバーの魅力‼

原田真二の「タイム・トラベル」は、過去への郷愁と未来への希望を繊細に織り交ぜ、タイムマシンの世界をイメージさせる作品です

スピッツによるカバーバージョンを耳にしたときは、『「タイム・トラベル」ってスピッツの曲だっけ⁉』って思わせるほどのインパクトがありました。
オリジナルの感情的な深みを保ちつつ、スピッツ特有の清新なサウンドとアレンジが施されており、新たなアプローチを見せています。

この記事では、原田真二の「タイム・トラベル」のオリジナルバージョンとスピッツによるカバーバージョンをに比較し、音楽が時空を超えてどのように人々の心に影響を与えるか、その魅力に迫ります。

  • 【楽曲情報】
    リリース:1978年4月10日(4枚目のシングル曲)
    レーベル:フォーライフレコード
    作詞:松本隆 作曲・編曲:原田真二 プロデュース:原田真二・吉田拓郎

「タイム・トラベル」のオリジナル曲は、1978年4月にリリースされシンガーソングライターの原田真二が歌唱しました。

オリコン週間チャート4位。年間チャート50位。 約26万枚を売り上げました。

「タイム・トラベル」は、2011年にスピッツがテレビドラマ『僕とスターの99日』の主題歌としてカバーしたことで話題を集めました。

  • 【スピッツのカバーバージョン】
    スピッツによる「タイムトラベル」のカバーバージョンは、2011年にテレビドラマの主題歌としてカバーしたことで話題を集め、
    翌2012年、「タイムトラベル」はスピッツのスペシャルアルバム『おるたな』に収録されました。

このカバーでは、スピッツ特有のギター主体のアレンジメントと透明感のあるボーカルが特徴で、楽曲に独自のカラーが表現されています。

歌詞の持つ時空を超えるテーマはそのままに、スピッツの演奏はよりポップで爽やかな雰囲気があります。

バンドの洗練されたサウンドが、この時間旅行の楽曲を現代的なものにして、新たな聴きごたえがあります。


Spitz – Time Travel

  • 【原田真二のオリジナルバージョン】
    原田真二の「タイムトラベル」は、彼の音楽キャリアの中でも特に印象的な楽曲であり、その洗練された作曲技術と歌詞の深さが際立っています。

「タイムトラベル」は、時間を超えた旅をテーマにしており、過去の記憶や未来への希望を繊細に綴った歌詞が、人の心に深く響く、感情に訴えかけます。

原田のピアノで弾き語る歌声は、楽曲のメロディックな魅力をさらに引き立てており、時空旅行への妄想を駆り立てます。

楽曲のアレンジは、シンセサイザーやエレクトリックピアノの使用により、80年代のポップミュージックの典型的なサウンドを取り入れつつ、ジャズやファンクの要素も巧みに織り交ぜています。

「タイムトラベル」はただのポップソングではなく、聴くたびに新しい発見がある多層的な作品となっています。

今現在、リリース当初の原田真二の「タイムトラベル」を動画で見聞きすることが、タイムトラベル…なんですよね。^^!


原田真二 タイム・トラベル 

ふたりの愛ランド【1984年リリース】

「ふたりの愛ランド」のオリジナル曲は、1984年4月にリリースされ石川優子さんとチャゲさんがコラボして歌唱しました。

「ふたりの愛ランド」は、JAL’84 沖縄キャンペーンソングでミスタードーナツのCMソングに採用されました。

累計売上は45万枚…週間チャート3位でした。

当初の歌詞には「ココナッツ」と入れていましたが、ココナッツは沖縄にはないことから、苦肉の策として「ここは夏」を「ココ夏」に変更したというエピソードがあります。

松浦亜弥さんとCHAGEさんのコラボです。


CHAGE 松浦亜弥 – ふたりの愛ランド
 

飛鳥涼(ASKA)さんの影に隠れてしまった感のチャゲさんを前面に押し出して売り出す機会にハマったのが「ふたりの愛ランド」です。

男女のデュエットを想定せずに自分の歌いやすいキーで作曲していたため、その後キーの合わせ方にかなり苦労したんだそうです。


 石川優子&チャゲ – ふたりの愛ランド


『いちご白書』をもう一度【1975年リリース】

「『いちご白書』をもう一度」のオリジナル曲は、1975年8月にリリースされフォークグループのバンバンが歌唱しました。

「『いちご白書』をもう一度」は、ユーミン(松任谷由実さん)が卒業を間近にして、過ぎ去った学生時代を思い出すという内容の曲です。

大勢のアーティストがカバーしているところをみると・・・
多くの人たちの心に響く思い入れ深い昭和の名曲ではないでしょうか。

天地真理さんのカバーを選曲してみました。^^!


天地真理 ☆「いちご白書」をもう一度

バンバンに提供した楽曲をユーミンもセルフカバーしています。


 松任谷由実(荒井由実) いちご白書 をもう一度

歌詞に歌われている『いちご白書』とは、1970年に公開されたアメリカ映画のことだそうです。
多くのアーティストがカバーしている名曲です。


 バンバン 「いちご白書」をもう一度


チョット【1993年リリース】

「チョット」のオリジナル曲は、1993年2月にリリースされシンガーソングライターの大黒摩季さんが歌唱しました。

オリコン週間チャート4位、年間チャート23位。累計売上は約84万枚でした。

織田哲郎さんのセルフカバーです。

グッと大人っぽい感じになっていて、どことなく切なさを感じます。


チョット 織田哲郎

大黒摩季さんが作曲を務めていない珍しい楽曲です。

歌い出しの「チョット待ってよ・・・」が、頭から離れない印象的ですよね。

テレビドラマ『いちご白書』のオープニングに起用されました。


 チョット/大黒摩季