時代を超えるメロディー:「恋のダイヤル6700」フィンガー5のオリジナルとモーニング娘。のカバーを比較!

「恋のダイヤル6700」は、兄妹によるアイドルグループのフィンガー5が1970年代にヒットさせた楽曲で、そのキャッチーなメロディと歌詞が時代を超えて多くの人々に愛されています。

「恋のダイヤル6700」は、ポップカルチャーの中でも特に記憶に残る作品として位置づけられ、その後女性アイドルグループ・モーニング娘。によってでカバーされました。

この記事では、フィンガー5のオリジナルバージョンとモーニング娘。によるカバーバージョンを比較し、それぞれの時代背景や音楽スタイルがどのように楽曲に影響を与えたかを探ります。

  • 【楽曲情報】
    リリース:1973年12月5日
    レーベル:フィリップス・レコード/日本フォノグラム
    作詞:阿久悠 作曲・編曲:井上忠夫

「恋のダイヤル6700」のオリジナル曲は、1973年12月にリリースされアイドルグループ・フィンガー5が歌唱しました。

「恋のダイヤル6700」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは5位でした。

「恋のダイヤル6700」の累計売上は約160万枚の売り上げを記録しています。

男性女性を問わず多くのアーティスの皆さんが時代を超えてカバーしています。

  • 【モーニング娘。のカバーバージョン】
    モーニング娘。による「恋のダイヤル6700」は、2008年にのカバーしています。

2008年は、下記の楽曲がヒットした年です。

1位 そばにいるね 青山テルマfeat.SoulJa
2位 キセキ   GReeeeN
3位 崖の上のポニョ 藤岡藤巻と大橋のぞみ
4位 羞恥心   羞恥心

モーニング娘。の初期のメンバーの大半が卒業し、一時期の人気も落ち着いた頃でマホ全盛の時代です。
電話じゃなくてメールなどでメッセージを送る送信ボタンをを押すことにドキドキ・・・に変わりました。

スにカバーされたモーニング娘。の「恋のダイヤル6700」は、フィンガーファイブのオリジナルの持つレトロな魅力を現代的なポップスのスタイルでアレンジしています。

このバージョンでは、モーニング娘。特有のエネルギッシュでフレッシュなボーカルスタイルがダイナミックなダンスポップのアレンジになっています。

彼女たちの若々しい魅力とグループの個性が、1970年代のヒット曲に現代的な感覚を融合させています。

全体として、このカバーは原曲のノスタルジックな雰囲気を保ちつつも、モーニング娘。のアイドルとしての魅力を前面に押し出した楽しい作品に仕上がっています。


モーニング娘。 『恋のダイヤル6700』 

  • 【フィンガー5オリジナルバージョン】
    フィンガー5による「恋のダイヤル6700」は、1973年に日本で大ヒットし、そのキャッチーなメロディと楽しい歌詞で多くのファンを魅了しました。

1973年は下記の曲が流行りました。

・危険なふたり (沢田研二)
・神田川    (かぐや姫
・心の旅     (チューリップ)
・恋する夏の日 (天地真理)
・赤い風船    (浅田美代子)
・わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ)

高度経済を遂げていた日本では、オイルショックによる物価急上昇が起こり、トイレットペーパーの買い占めが話題になりました。
昭和48年で、時代はアナログ。生活家電(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電話など)が日本中の各家庭に普及し、生活の豊かさを感じ始めた時代でもあります。

そんな時代に発売されたフィンガー5の「恋のダイヤル6700」は、当時の若者文化を象徴するポップなサウンドと、思わず口ずさんでしまうようなリズミカルなコーラスが特徴です。

フィンガー5の明るく元気な歌声が、恋する心の高揚感と期待を軽快に表現していて楽しさと幸せな気持ちを伝えています。

楽曲のアレンジは、当時のディスコ音楽の影響を受けつつ、子供から大人まで幅広い世代が楽しめる普遍的なアピールを持っています。

特に、繰り返される「君のテレフォンナンバー6700」の数字をフィーチャーした歌詞は、聴く人の耳に残りやすく、そのインパクトで多くの人々に記憶されています。
また、楽曲はその明るさと親しみやすさで、長きにわたり愛され続けています。

「恋のダイヤル6700」はフィンガー5の代表曲として、日本のポップミュージックの黄金時代を彩る重要な一曲であり、その魅力は今日に至るまで色褪せることがありません。


フィンガー5   恋のダイヤル6700 

 

今はもうだれも♪【1969年リリース】

「今はもうだれも」のオリジナル曲は、1969年9月にリリースされウッディ・ウーの佐竹俊郎さんが歌唱しました。

「今はもうだれも」の週間オリコンチャートの順位は66位でした。

「今はもうだれも」は、1975年9月にアリス版がリリースされ、累計で約28万枚を売り上げヒットしました。
約週間オリコンチャートの順位は66位でした。

もちろんカバー曲は、アリスです。


 アリス  今はもうだれも 

アリスは、「今はもうだれも」のカバーを契機に、オリジナル曲のヒットが連発したんですよね。

正直なところ、このブログ始めるまでは、アリスの曲がオリジナルだと思っていました。

ウッディ・ウーの「今はもうだれも」→いいと思います。^^!


 ウッディ・ウー  今はもうだれも 


太陽がくれた季節♪【1972年リリース】

「太陽がくれた季節」のオリジナル曲は、1972年2月にリリースされオフォークグループ・青い三角定規が歌唱しました。

「太陽がくれた季節」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは10位でした。

「太陽がくれた季節」は、青春ドラマ『飛び出せ!青春』の主題歌で、累計では100枚を突破したとも言われれています。

リリースされた1972年には、3名のアーティスの皆さんがカバーしています。

カバー曲は、その中のお一人天地真理さんです。


 天地真理 ☆ 太陽がくれた季節 

タイトルの「太陽がくれた季節」の”くれた”は、ひらがな表記だったこともあり、「太陽が暮れた季節」と誤解した人も多かったようです。

「太陽が呉れた季節」が正解で、”太陽が与えてくれた季節”みたいな解釈でいいんじゃないでしょうか。

個人的には、タイトルよりもグループ名の『青い三角定規』は見たことがないのでとても気になりました。^^!


 青い三角定規   太陽がくれた季節 


エクボの秘密~♪:松田聖子と伊藤美来の「裸足の季節」を聴き比べ!

松田聖子の「裸足の季節」は、1980年代のアイドルポップのアイコニックな曲として、多くのファンに愛され続けています。

「裸足の季節」は、夏の軽やかさと初恋の甘酸っぱさを表現しており、聖子の清涼感あふれるボーカルが特徴です。

一方、現代のアイドル、伊藤美来によるカバーは、異なる時代のファンにも響くように歌われています。

このブログでは、松田聖子のオリジナルバージョンと伊藤美来のカバーバージョンを比較し、それぞれのアプローチがどのように楽曲の魅力を引き出しているのかを探ります。

世代を超えて愛される「裸足の季節」の魅力を、二つの異なる歌声を通じて再発見しましょう。

  • 【楽曲情報】
    リリース:1980年4月1日
    レーベル:CBS・ソニー
    作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎 編曲:信田かずお

「裸足の季節」のオリジナル曲は、1980年4月にリリースされ松田聖子がデビュー曲として歌唱しました。

「裸足の季節」の週間オリコンチャートの順位は12位、年間チャートは50位でした。

「裸足の季節」は、資生堂『エクボ洗顔フォーム』のCMソングでした。

松田聖子さんのデビュー曲なのにカバーしているアーティスの皆さんが少ないことは意外です。

  • 【伊藤美来のカバーバージョン】
    伊藤美来による「裸足の季節」のカバーは、松田聖子のオリジナルの持つ爽やかな魅力を現代的な感覚で歌唱しています。

伊藤美来のフレッシュなボーカルは、新たな世代のリスナー層にアピールしています。

彼女の歌声からは、夏の明るさと躍動感が感じられ、オリジナル曲のテーマである若さと自由への憧れを現代のスタイルで表現しています。

このカバーでは、曲が持つ元々のメロディーラインが一層際立っています。

伊藤美来の「裸足の季節」は、松田聖子の時代を象徴するクラシックなナンバーを尊重しつつも、新しい個性がしっかりと反映されたカバーと言えます。


伊藤美来  Hadashino Kisetsu 

  • 【松田聖子のオリジナルバージョン】
    松田聖子の「裸足の季節」は、資生堂の「エクボ洗顔フォーム」CMソングとして流れた時の曲「エクボの~♪秘密あげたいわ~♪」のインパクトが強烈な曲でした。

松田聖子の「裸足の季節」は、彼女のキャリアの中でも特に愛されている曲の一つで、1980年代のアイドルポップ音楽の魅力を象徴しています。

「裸足の季節」は、キャッチーなメロディーと清々しい恋と夏の情緒を色鮮やかに描き出しています。

松田聖子の明るく伸びやかなボーカルが楽曲の軽快さを引き立て、聴くものに夏と恋の甘さを感じさせます。

「裸足の季節」は、高揚感をそそる少し長めのイントロが特徴です。

これにより、曲全体に流れる明るい雰囲気と「エクボの~♪」が、より一層際立ちます。

松田聖子の表現力豊かな歌声は、訴求感も強かったですね。

この曲は、松田聖子の無邪気で爽やかなイメージを確立し、彼女を日本のポップアイコンの地位に押し上げる一曲になりました。

長い年月が経過した今でも、「裸足の季節」は多くの人々に愛され続けています。


松田聖子   裸足の季節 

 

夏の終わり♪【2003年リリース】

「夏の終わり」のオリジナル曲は、2003年8月にリリースされオ森山直太朗さんが歌唱しました。

「夏の終わり」の週間オリコンチャートの順位は6位でした。

「夏の終わり」をテーマにした楽曲は多数存在します。秋の訪れはもの哀しさが漂うのは昔も今も変わらないんだと改めて感じさせてくれますよね。

カバー曲は、佐野仁美さんを選曲しました。


 夏の終わり  佐野仁美 

作詞を担当されたお二方が認めるように、遠い恋人を想う歌詞に込められた・・・反戦歌なんですよね。^^!

「「本当は、このような曲が生まれない世の中が一番いい。だけど生まれてしまったこの曲を、責任もって歌い継いでいく」」と曲への想い寄せた森山直太朗さん。

おっしゃる通りで、権力者の私利私欲のためや利権ビジネスなんかに戦争を利用されては困りまね。ずっと歌い継がれて欲しい曲だと思います。


 森山直太朗   夏の終わり