三木聖子の「まちぶせ」は、そのリリース以来、恋する心の切なさと期待を描いた曲として多くのアーティスの皆さんがカバーています。
「まちぶせ」はその後、石川ひとみや松任谷由実(ユーミン)によってカバーされヒットをしました。
石川ひとみのバージョンは、彼女の清澄な声と洗練されたアレンジが特徴です。
一方、ユーミンのセルフカバーは、作詞作曲者自身の深い感情が込められ、より内省的で感動的なアプローチを見せています。
このブログでは、三木聖子のオリジナルバージョンから始まり、石川ひとみとユーミンによるカバーを通じて「まちぶせ」がどのように進化し続けているかを探ります。
それぞれのアーティストがどのように感情を呼び起こすのかを深掘りしていきます。
- 【楽曲情報】(オリジナルバージョン)
リリース:1976年6月25日
レーベル:キャニオン・レコード
作詞・作曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆
「まちぶせ」のオリジナル曲は1976年6月にリリースされ、歌手の三木聖子さんがデビュー曲として歌唱しました。
週間オリコンチャートは、47位でした。
1981年4月に「まちぶせ」は、歌手の石川ひとみさんによってカバーされヒットしました。
週間オリコンチャートは6位、年間チャートは33位でした。
約70万枚の売り上げ、ヒットしました。
その後、1996年に松任谷由実によってセルフカバーされ、テレビ番組の『TVおじゃマンボウ』のエンディングテーマに採用されました。
週間オリコンチャートの最高順位は5位で約37万枚の売り上げを記録しました。
- 【三木聖子オリジナルバージョン】
三木聖子のオリジナル曲「まちぶせ」は、そのメロディアスな楽曲と心に残る歌詞で、多くのリスナーに愛されています。
「まちぶせ」、恋愛の甘美さと苦さを繊細に描き出し、特に待ち望む心情を美しく表現しています。
三木聖子の歌声は、楽曲の浮遊感を高め、聞く人の心に深く刻まれる印象を残します。
恋人を待つ切なさと希望が交錯する「まちぶせ」は、日本のポップミュージックの中でも特に感動的な楽曲として位置づけられています。
まちぶせ 三木聖子
- 【石川ひとみのカバーバージョン】
石川ひとみによる「まちぶせ」のカバーは、オリジナルの魅力を維持しつつ、彼女の歌声と松任谷正隆のアレンジで、再び脚光を浴びました。
石川ひとみの柔らかく感情豊かな歌声が、恋愛の甘さと苦さを表現する歌詞の訴求感を引き立てています。
石川ひとみの歌声は、楽曲のロマンティックな雰囲気を増幅させ、待ち望む心情の切なさを深く感じさせます。
石川ひとみバージョンはアレンジメントが微妙に異なり、より現代的で聴きやすい雰囲気を持ちながらも、曲の本質的な感情を損なうことなく表現されています。
このカバーは、原曲の持つ情緒を尊重しつつ、石川ひとみの個性を感じさせる楽曲として成功した言えるのではないでしょうか。
まちぶせ 石川ひとみ
- 【ユーミン(松任谷由実)のセルフカバーバージョン】
ユーミンのセルフカバー「まちぶせ」は、彼女自身が作曲した楽曲への新たなアプローチを示しています。
このバージョンでは、ユーミン特有の感性が色濃く反映されており、彼女の柔らかくも力強いボーカルが楽曲に深みと新しい響きを加えています。
繊細なピアノの伴奏と織り交ぜられたストリングスが、曲のロマンティックで憂いを帯びた雰囲気をさらに際立たせます。
ユーミンのバージョンは、曲の持つ待ち望む恋の切なさを継承しつつ、より成熟した感情表現を提供しています。
『まちぶせ』するほど恋焦がれる有様を表現できるユーミンの詞は見事ですよね。^^!
荒井由実 まちぶせ
Tweet