「東京砂漠」のオリジナル曲は1976年5月にリリースされ、歌謡グループの内山田洋とクールファイブのボーカル・前川清さんが歌唱しました。
「東京砂漠」の週間オリコンチャートの順位は19位でした。
中森明菜さんがカバーしていたのが意外でしたので、選曲してみました。
東京砂漠 中森明菜
東京砂漠とは東京都を砂漠に例えた単語で、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの年に登場した用語です。
当時問題になっていた公害や交通戦争、都市部の人間関係の希薄化などを象徴しています。
そんな言葉が生まれて12年が経過した1976年にこの「東京砂漠」が曲となりました。
ご当地ソングの響きを超え悲壮感が漂う感じがこの曲の魅力ではないでしょうか。
東京砂漠 内山田洋とクールファイブ
「さよなら」のオリジナル曲は1979年12月にリリースされ、音楽バンド・オフコースのボーカルの小田和正さんが歌唱しました。
「さよなら」の週間オリコンチャートの順位は2位、1980年の年間チャートは9位でした。
上國料 萌衣(かみこくりょう もえ)さんのカバーを選曲してみました。
女性アイドルグループ・アンジュルムのメンバーである上國料萌衣さん世代のカバーは微笑ましいですね。
上國料萌衣 さよなら
「これまで以上に売れることを強く意識して書いた」と語った小田和正さんは、「僕も大好きな一曲です」と曲のことを紹介しています。
オフコースの代表曲であり、オフコースをメジャーに押し上げた一曲と言っていいんじゃないでしょうか。
オフコース さよなら
「くちなしの花 」のオリジナル曲は1973年8月21日にリリースされ、渡哲也さんが歌唱しました。
「くちなしの花 」の週間オリコンチャートの順位は4位、1974年の年間チャートは7位でした。
累計売上は150万枚、全日本有線放送大賞金賞も獲得した渡哲也さんの代表曲です。
カバーは、渡哲也さんが追いかけ続けた男・石原裕次郎さんです。
くちなしの花 石原裕次郎
「後ろ姿に哀愁漂い、前を向いたら男がかおる……渡節…」紅白歌合戦の曲紹介は最高です!
くちなしの花 渡哲也
8月10日に逝去された渡哲也さんのご冥福をお祈り申し上げます。
「カサブランカダンディ」のオリジナル曲は1979年2月にリリースされ歌手の沢田研二さんが歌唱しました。
「カサブランカダンディ」の週間オリコンチャートの順位は5位、年間チャートは26位でした。
カバーしているアーティストがあまり多くありませんが、1997年12月田村直美さんが16枚目のシングル曲としてリリースしました。
ノエビア化粧品のCMソングだったと覚えている人も多いんじゃないでしょうか。
田村直美 カサブランカ・ダンディ
ウィスキー・ボトルから洋酒を口に含み霧を吹く曲の歌い出しは、「さすがジュリー」って思いました。
映画『カサブランカ』に対する郷愁を漂わせる阿久悠氏の詞は、今では問題視されしまう表現かも知れませんが、作詞した時代背景や意図を尊重したい…ですよね。
カサブランカ・ダンディ – 沢田研二
「よろしく哀愁」のオリジナル曲は、1974年9月にリリースされ歌手の郷ひろみさんが歌唱しました。
「よろしく哀愁」の週間オリコンチャートの順位1位、年間チャートは16位で50万枚を超すセールスを記録したヒット曲です。
シンシア(南沙織さん)のヴァージョンは、1994年6月にリリースされ、コマーシャルソングに起用されました。
よろしく哀愁 南沙織
ジャニーズ事務所の歌手がオリコンシングルチャートで初の第1位を獲得したのは、郷ひろみさんの「よろしく哀愁」でした。
よろしく哀愁 郷ひろみ