メロウな感動:『サウダージ』のカバー曲とオリジナル曲の音楽的対比!

このブログ記事では、心に残る楽曲「サウダージ」をテーマに、そのカバー曲とオリジナル曲の音楽的な対比を探求します。

『サウダージ』は、ポルトガル語で「郷愁」「ノスタルジー」といった意味を持つ言葉ですが、意味を知らずに歌詞にしようした作詞を手掛けた新藤晴一は語っています。

しかしながら、印象深い出だしの歌詞『私は私と♪はぐれる訳にはいかないから~いつかまた逢いましょう♪』が、「サウダージ」の名の通り、懐かしさや切なさを感じさせてくれます。

この記事では、異なるアーティストが「サウダージ」をカバーした際に生まれる音楽的なアプローチや解釈の違いを探りながら、オリジナル曲との対比を行います。

それぞれの楽曲がどのような感情を呼び起こすのか、またその違いや共通点を通して、『サウダージ』が持つメロウな感動を音楽の世界で探求していきます。

‐‐‐‐‐
【楽曲情報】
リリース:2000年9月13日
レーベル:SME Records
作詞:ハルイチ 作曲・編曲:ak.homma
‐‐‐‐‐

「サウダージ」のオリジナル曲は、2000年9月にリリースされポルノグラフィティが歌唱しました。

「サウダージ」の週間オリコンチャートの順位は1位、2000年の年間チャートは28位でした。

通算売上はミリオンセラーを記録していますが、同時期の所属事務所(アミューズ)では、サザンオールスターズの「TSUNAMI」、福山雅治の「桜坂」が共に200万枚を上回る大ヒットを記録していたため、イマイチ目立ちませんでした。

男性女性を問わず、多くのアーティストの皆さんがカバーしています。

「実際、男にもある気持ちを女言葉で書いたんです」とも新藤は語っています。

ってことを知ってしまうと、女性アーティストのカバーを聞きたくなってしまいます。

ということで、藤田麻衣子のカバー動画を選曲しました。

オリジナルとは違ったしなやかで優しい歌声が、曲への惹きこみ方が柔らかく感じてしまいます。


 サウダージ  藤田麻衣子 

男が持っている、恋愛に対する女々しい部分を女性の言葉で表現したという「サウダージ」は、時がたっても心に響きます。^^!


 ポルノグラフィティ  サウダージ 


桜の美しさを奏でる:河口恭吾の楽曲『桜』のカバー曲とオリジナル曲をの心揺さぶる旋律

このブログ記事では、日本の春を象徴する美しい花「桜」。

桜ソングの名曲はたくさん存在します。

その中で河口恭吾の楽曲『桜』に焦点を当てます。

桜の美しさや儚さを奏でるこの曲は、多くの人々の心を揺さぶり、春の訪れを感じさせてくれます。

オリジナル曲として生まれた感動のメロディが、さまざまなアーティストによってカバーされることで、新たな解釈や魅力が生まれます。

歌詞に「僕」と「君」が協調されるこの曲は、オリジナル曲を遠ざけてしまうようなアレンジでは曲の魅力が半減してしまうのではないでしょうか。

双方を聞き比べながら、その心揺さぶる旋律がいかにして聴く者の心に響くのかを探求します。

桜の花が咲き誇る季節に、心に残る音楽の旅に出かけましょう。

「桜」のオリジナル曲は、2003年12月にリリースされ河口恭吾が歌唱しました。

「桜」の週間オリコンチャートの順位は4位、2004年の年間チャートは9位でした。

カバーしてアーティストの皆さんが決して多いと言えませんが、キターの引き語りの瀬戸山智之助を選曲しました。

オリジナルとは違った響きの前奏ですが、この曲のやさしい前奏の惹き込みが詞につながっていくところ魅力を感じます。
ギターの弾き語りが実にいいですよね。


 桜  瀬戸山智之助 

2003年は森山直太朗の『さくら』も大ヒットし、桜ソングが2曲出揃ったという印象が残っています。

桜の花が人を惹きつけ心を動かすように、桜にちなんだ曲も人の心を揺れ動かす曲が多いですよね。^^!S


 河口恭吾  桜 


夏の終わり♪【2003年リリース】

「夏の終わり」のオリジナル曲は、2003年8月にリリースされオ森山直太朗さんが歌唱しました。

「夏の終わり」の週間オリコンチャートの順位は6位でした。

「夏の終わり」をテーマにした楽曲は多数存在します。秋の訪れはもの哀しさが漂うのは昔も今も変わらないんだと改めて感じさせてくれますよね。

カバー曲は、佐野仁美さんを選曲しました。


 夏の終わり  佐野仁美 

作詞を担当されたお二方が認めるように、遠い恋人を想う歌詞に込められた・・・反戦歌なんですよね。^^!

「「本当は、このような曲が生まれない世の中が一番いい。だけど生まれてしまったこの曲を、責任もって歌い継いでいく」」と曲への想い寄せた森山直太朗さん。

おっしゃる通りで、権力者の私利私欲のためや利権ビジネスなんかに戦争を利用されては困りまね。ずっと歌い継がれて欲しい曲だと思います。


 森山直太朗   夏の終わり 


宙船♪【2006年リリース】

「宙船(そらふね)」のオリジナル曲は、2006年8月にリリースされTOKIOのボーカル・長瀬智也さんが歌唱しました。

「宙船」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは15位でした。

「宙船」の『着うた』ダウンロード件数は100万件を突破しました。

『着うた』は、自分の好きな楽曲を30秒程度の長さにして、携帯電話の着信音に設定できることから、ガラケーの普及が定着した時代の象徴的なサービスです。懐かしいですよね。

カバー曲は、中島みゆきさんのセルフカバーをって思ったんですが・・・テツandトモのお二方です。


 テツandトモ  宙船 

「宙船」は、ドラマ『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』の主題歌や第79回選抜高等学校野球大会の開会式入場行進曲に採用されましたた。

楽曲提供した中島みゆきさんの意向で、「TOKIOのイメージで…」ということもあって、曲の製作には長瀬智也さんが大きく関わり、より派手なアレンジが施されたようです。^^!


 TOKIO  宙船 


蕾♪【2007年リリース】

「蕾」のオリジナル曲は、2007年3月にリリースされ音楽デュオ・コブクロのお二人が歌唱しました。

「蕾」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは3位でした。

「蕾」は、邦楽では初となる着うた配信で300万ダウンロードを突破しました。

おさらいをしますと、着うた配信”は、携帯電話で従来の楽曲(着うた)を1曲全体でダウンロードできる日本の音楽配信サービスでした。

2004年にスタートし、携帯会社各社が参入したことで、携帯電話で音楽を聴くことが一般化しました。

カバー曲は、ヘイリーさんの英語バージョンを選曲しました。


 Hayley Westenra Tsubomi  

作詞・作曲を担当した小渕健太郎さんが、18歳の時に亡くなった母のことを思ってつくった楽曲です。

第49回日本レコード大賞の『日本レコード大賞』曲なんですんね。^^!聴けば聴くほど、心に沁みます。


 コブクロ 蕾