名曲「翼をください」:赤い鳥のオリジナルとスーザン・ボイルのカバーの魅力に迫る!

1971年にリリースされた名曲「翼をください」は、フォークソングの象徴とも言える存在であり、今なお多くの人に愛されています。

また、1976年以降の音楽の教科書に掲載されたことや1997年10月に開催されたFIFAワールドカップフランス大会の予選から日本代表チームの応援歌として広く知られています。

最近では、イギリスの実力派シンガー、スーザン・ボイルがこの名曲をカバーし、新たな解釈で世界中のリスナーに感動を届けました。

彼女のカバーバージョンは、オリジナルの魅力を残しつつも、彼女ならではの深い表現力で新しい命を吹き込んでいます。

本記事では、赤い鳥のオリジナルとスーザン・ボイルのカバーを比較し、それぞれの魅力に迫ります。

【楽曲情報】
リリース:1971年2月5日
レーベル:東芝レコード
作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦

「翼をください」のオリジナル曲は、1971年2月にリリースされフォークグループの赤い鳥のボーカルでギターの山本潤子さんが歌唱しました。

「翼をください」は、赤い鳥の「竹田の子守唄」のB面曲でした。

1991年1月に川村かおりがカバーして約28万枚のリバイバルヒットをしました。

数え切れないほど多くの国内外のアーティストがカバーしていますが、
1991年1月に川村かおりがカバーし、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』挿入歌に起用され約28万枚のリバイバルヒットをしました。

その中でも2009年、アルバム「夢やぶれて」に収録されたスーザン・ボイルのカバー曲「翼をください~Wings To Fly」は出色の出来栄えです。

スーザン・ボイルの「翼をください~Wings To Fly」は、彼女の豊かな声量と感情表現が見事に融合した一曲です。

原曲の持つシンプルな美しさを尊重しながら、スーザン・ボイルはその独自の歌唱力で新たな魅力を引き出しています。

特に彼女の声の温かさと透明感が、歌詞のメッセージをより一層引き立て、聴く人の心に深く響きます。

スーザン・ボイルのバージョンでは、英語の歌詞が追加されており、原曲の日本語部分との対比が新鮮です。

これにより、国境を超えた普遍的なメッセージを強調し、多くのリスナーに感動を与えています。

彼女のバージョンは、原曲への敬意を払いながらも、彼女の個性を存分に発揮したアレンジで、新たなファン層を獲得しています。

全体として、スーザン・ボイルの「翼をください~Wings To Fly」は、原曲の魂を保持しつつも、彼女の独自の解釈と歌唱力で新たな感動を提供する鳥肌ものの一曲です。


Susan Boyle  Wings To Fly

赤い鳥の「翼をください」は、シンプルなメロディと力強い歌詞が特徴で、自由や希望の象徴として多くの人々の心に深く刻まれています。

特にサビの部分で歌われる「この大空に、翼を広げ飛んで行きたい」というフレーズは、聴く人に夢と勇気を与えてくれます。

赤い鳥の透き通るようなハーモニーと、シンプルでありながら心に響くアレンジは、時代を超えて愛される普遍的な魅力を持っています。


赤い鳥 翼をください


「世良公則の名曲『銃爪(ひきがね)』を再発見:世良公則のセルフカバー曲とオリジナル曲の魅力」

今回は、世良公則の名曲『銃爪(ひきがね)』のセルフカバーとオリジナルの魅力を比較していきます。

1978年にリリースされたオリジナルの『銃爪(ひきがね)』は、ノリのいいのロックサンドをパワフルかつ情熱的なボーカルで多くのファンの心を捉えました。

エネルギッシュなパフォーマンスは、今なお音楽ファンの記憶に強く刻まれています。

一方、世良公則自身が再び手がけたアコギVer(アコースティックギターバージョン)のセルフカバーでは、この曲を歌い込んできたご本ならではの魅力が溢れています。

記事では、オリジナル曲の持つ力強さと、セルフカバー曲の独特なアプローチを掘り下げながら、『銃爪(ひきがね)』が持つ普遍的な魅力について考察していきます。

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【楽曲情報】
リリース:1978年8月10日
レーベル:キャニオン・レコード
作詞・作曲:世良公則 編曲:世良公則&ツイスト
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「銃爪(ひきがね)」のオリジナル曲は、1978年8月にリリースさ世良公則&ツイスト(のちにツイストと改名)が歌唱しました。

「銃爪(ひきがね)」の週間オリコンチャートの順位は1位、年間チャートは3位でした。

カバーしているアーティストが少ないが、ちょっと残念ですが、
1996年11月に坂本冬美が18枚目のシングル曲としてリリースし、2003年にはコンピレーションアルバム『ノエビアCMヒッツ!コスメティック ルネッサンス』にも収録され、話題となりました。

こちらをカバー曲に取り上げようと思いましたが、
世良公則&タグ・アドリッチのアコースティックギターのセッションは、
聴いておいた方がいい曲…という判断をしました。

タグ・アドリッチのギターとの相性も抜群で
オリジナルのパワフルさにも負けない歌唱力は見事でカッコいいですよね。


 銃爪(ひきがね)  世良公則 

「あんたのバラード」「宿無し」「銃爪」「性」「燃えろいい女」と立て続けにヒットを飛ばした
世良公則のワイドルでド派手なアクションのボーカルスタイルには、度肝を抜かれました。

テレビ番組を通じて、“日本のロック界に風穴を開け、ロックを身近なものにしてくれた”
という印象の強い曲です。


 世良公則&ツイスト  銃爪(ひきがね) 


永遠の希望:「空に太陽がある限り」カバー曲とオリジナル曲の魅力を探る

このブログ記事では、昭和歌謡のヒット曲「空に太陽がある限り」に焦点を当て、そのカバー曲とオリジナル曲の比較を通じて、その魅力を探ります。

この曲は、永遠の愛の表現を「空に太陽がある限り…」と歌い、多くの人々の心に響き渡っています。

オリジナル曲として生まれた感動を、異なるアーティストがカバーすることで、新たな解釈や魅力が加わります。

この記事では、カバー曲とオリジナル曲の間でどのような違いや共通点があるのかを探求しながら、その感動的な歌声がいかにして聴く者の心を打ち震わせるのかを探求します。

アーティストがこの曲にどのようなアプローチをしているのか、その差異や共通点を通して、「空に太陽がある限り」の魅力に迫ります。

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【楽曲情報】
リリース:1971年2月10日
レーベル:CBS・ソニーレコード
作詞・作曲:浜口庫之助 編曲:小杉仁三
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「空に太陽がある限り」のオリジナル曲は、1971年2月にリリースされにしきのあきらが歌唱しました。

「空に太陽がある限り」の週間オリコンチャートの順位は3位、年間チャートは29位でした。

カバーしているアーティストが決して多いと言えませんが、 2012年6月6日にアルバム「映画『愛と誠』オリジナル・サウンドトラック」収録した斉藤工を選曲しました。

オリジナルとは違うアレンジに仕上がっていますが、何と言ってもコーラスが省かれている「空に太陽がある限り」は、テイストが全く違うことがわかります。


 斉藤工  空に太陽がある限り 

にしきのあきらが歌う「空に太陽がある限り」は、桜庭伸幸編曲の「ニューバージョン」が収録されることが多く、テレビ番組などでもこちらを披露するこ多くなっています。^^!

歌詞をみると、”愛している”というフレーズが、1番と2番それぞれに5回出てきます。
「空に太陽がある限り」には、コーラスが歌詞を繰り返すため、”愛している”が何度も何度も耳に残るのがこの曲の特徴あり、良さです。

コーラスは入らないと、この曲のイメージはガラリと変わってしまいます。


 にしきのあきら  空に太陽がある限り 


卒業ソングとして今なお心に響く「贈る言葉」♪のカバー曲とオリジナル曲の音楽的魅力に迫る

このブログ記事では、卒業シーズンにふさわしい楽曲「贈る言葉」のカバー曲とオリジナル曲の音楽的魅力に迫ります。

卒業式や送別会などでよく歌われる「贈る言葉」は、卒業生や送る側の心に深い感動を呼び起こすと同時に、新たなスタートへのエールを送る歌として親しまれています。

オリジナル曲の素晴らしいメロディや歌詞が、今もなお多くの人々の心に響き続けています。

元々は、武田鉄矢さんが失恋した時の思いを書いた曲ということで失恋ソングでした。

武田鉄矢さん主演の学園ドラマ「3年B組金八先生」の主題歌に起用され、ドラマの放映期間が1979年10月26日-1980年3月28日でした。

2学期の中旬から3学期の卒業までという日本全国の中学校の行事進行がほぼリンクしたことやドラマのテーマが非行・不登校・いじめ・親子の絶縁など、学校が抱える様々な問題を真正面から受け止め、生徒と一緒に涙を流しながら奮闘した内容が話題となりました。

最終話が39.9%という視聴率を叩き出し、その後「贈る言葉」は卒業ソングとして定着しました。


【楽曲情報】
リリース:1979年11月1日
レーベル:ポリドール・レコード
作詞:武田鉄矢 作曲:千葉和臣 編曲:惣領泰則

「贈る言葉」のオリジナル曲は、1982年2月にリリースされフォークバンド・海援隊のボーカル・武田鉄矢さんが歌唱しました。

「贈る言葉」の週間オリコンチャートの順位は1位、1980年の年間チャートは6位でした。

男性女性を問わず多くのアーティスの皆さんがカバーしている中で、カバー曲は、2010年にアルバム『FAKE BOOK』に収録した大橋トリオさんを選曲しました。

オリジナル曲の良さを残しつつ、大橋トリオさんの魅力が生かされて効き心地のいいカバー曲にアレンジされています。


 大橋トリオ    贈る言葉 

「3年B組金八先生」の第一シリーズと同じタイミングで中学校を卒業した者にとってオリジナル曲を聴いちゃうと、中学性時代がグルグルと蘇ってきちゃいます。^^!


 海援隊  贈る言葉 


井上陽水の名曲を巡る音楽の旅♪伝説のアルバム『氷の世界』から「白い一日」のカバー曲とオリジナル曲の魅力に迫る!

このブログ記事では、井上陽水の伝説的なアルバム『氷の世界』から生まれた名曲「白い一日」に焦点を当て、
カバー曲とオリジナル曲の魅力に迫ります。

『氷の世界』は、井上陽水のキャリアにおいても特筆すべき作品の一つであり、
その中でも「白い一日」は「帰れない二人」と同様に陽水さんの言葉を借りて表現すれば「誰かと作った曲」です。

オリジナル曲の美しいメロディと深い歌詞が、聴く者の心に深い感動を呼び起こしますが、
「誰かと作った曲」の誰かが小椋佳さんであれば、そちらの曲も聴いてみたくなるものです。

この記事では、『氷の世界』という名盤から生まれた名曲の背景や魅力を探求しながら、
「白い一日」のカバー曲とオリジナル曲の比較を通して、その音楽的な世界に迫ります。

【楽曲情報】
リリース:1973年12月1日
レーベル:ポリドール
作詞:小椋佳 作曲:井上陽水

「白い一日」のオリジナル曲は、1973年12月にリリースされたアルバム曲で、井上陽水さんが歌唱しました。

「白い一日」が収録されたアルバム『氷の世界』の週間オリコンチャートの順位は1位、1975年の年間チャートは1位、1976年の年間チャートは23位でした。

『氷の世界』が伝説のアルバムと言われる所以は、発売から二年後に日本レコード史上初めてLP(エル・ピーレコード)販売100万枚突破の金字塔を打ち立てたアルバムだからです。

累計売上は、140万枚とも150万枚とも言われています。

小椋佳作詞、井上陽水作曲というお二方の融合は、とても繊細で美しく聴く者を惹きつけて止まない曲となっています。

アルバム曲にもかかわらず、倍賞千恵子さん、玉置浩二さん、徳永英明さん、フォークデュオのトワ・エ・モワなど実力派の方々がカバーされています。

カバー曲は、小椋佳さんのセルフカバーです。


 小椋佳  白い一日 

小椋佳バージョンとは、歌詞とメロディがわずかに異なりますが・・・。

決定的に違って聴こえるのは、井上陽水バージョンはギターの響きです。

安田裕美さんのリードギターと陽水さんの声が、シビれちゃいますよね。^^!

「まっ白な陶磁器を~♪ながめては飽きもせず~♪かと言って触れもせず~♪」の『かと言って』の歌い回し(歌い方)が、個人的には気になる部分ですが・・・


 井上陽水  白い一日