人生いろいろ【1987年リリース】

   
「人生いろいろ」のオリジナル曲は、1987年4月にリリースされ歌手の島倉千代子さんが歌唱しました。

オリコン週間チャート16位、年間チャートは1988年が54位、1989年が72位でした。

100位以内に86週ランクインし、130万枚以上をセールスしました。

この大ヒット曲により島倉千代子さんは、1988年の第30回日本レコード大賞の最優秀歌唱賞を受賞しました。

よく歌唱される曲ではありますが、実際にカバーしているアーティストは少ないようです。


テレサ・テン 人生いろいろ

この曲が大ヒットした理由は、当時の人気番組だった「オレたちひょうきん族」の「ひょうきんベストテン」コーナーで、山田邦子さんが島倉千代子さんのものまねをしながら同曲を歌唱し、同番組を視聴していた若者らにウケたのがきっかけとも言われています。


山田邦子と島倉千代子 人生いろいろ

 

 
人生いろいろ、男も女もいろいろ音符♪ 昭和の終わり頃の名曲です。


島倉千代子 人生いろいろ

   

川の流れのように 【1989年リリース】

「川の流れのように」のオリジナル曲は、1989年1月にリリースされ歌手の美空ひばりさんが歌唱しました。

オリコン週間チャート8位、週間チャートは、1989年が35位、1990年が78位でした。

この曲は、歌謡界の女王と言われた美空ひばりさんの生前最後に発表された楽曲です。

美空ひばりさんは、平成元年が始まって僅か半年余りの1989年6月24日、52歳で死去しました。

没後、シングル盤が売上を伸ばして150万枚を売り上げました。

この曲の『川』とは、当時、作詞を手掛けたAKB48やおニャンコクラブのプロディースで有名な秋元康さんが手掛けました。

当時は、ニューヨークに在住しており、自宅から見えるイーストリバーを見て作詞しました。

2003年8月に放映されたドラマシリーズの主題歌になったカバー曲です。

オリジナル曲とは、趣きが異なって今風のカバー曲になっています。


椿 川の流れのように

幼少期から長年にわたり歌謡界を牽引し続けてきた美空ひばりさんが最後の楽曲だからこそ、私たちへのメッセージとして大きく響きます。

ことあるごと歌いたくなる…聴きたくなる…名曲ですね。

美空ひばりさんのオリジナル曲です。


 美空ひばり 川の流れのように


津軽恋女【1987年リリース】

  
「津軽恋女」のオリジナル曲は、1987年にリリースされ歌手の新沼謙治さんが歌唱しました。

オリコン週間チャート85位。

津軽に降る七つの雪(こな雪、つぶ雪、わた雪、ざらめ雪、みず雪、かた雪、春待つ氷雪)をこの曲で知りました。

名曲ですが、カバーしている歌手が少ないですね。

カラオケで歌い聞かせて欲しい曲だと思います。

長山洋子さんのカバーです。


津軽恋女:長山洋子 2018

オリコンでの最高位は85位でしたが、新沼謙治さんが大切に歌い続けたことにより息の長いヒットとなりました。

新沼謙治さんの代表曲のひとつとなっています。


新沼謙治 津軽恋女

  


ろくなもんじゃねえ【1987年リリース】

「ろくなもんじゃねえ」のオリジナル曲は、1987年5月にリリースされシンガーソングライターの長渕剛さんが歌唱しました。

オリコン週間チャートは3位でした。

「ろくなもんじゃねえ」は、前作の「SUPER STAR」に続きいて、長渕剛さん自身が主演したテレビドラマの主題歌になりました。

十代の頃の挫折や苦悩を感情を歌い上げています。

カバーしているアーティストが少ない楽曲です。

内藤やす子さんのカバーソングです。


 ろくなもんじゃねえ 内藤やす子 

アコースティック・ギター、ピアノがメインとなったアレンジとなっています。

長渕剛さん本人も出演したテレビドラマ『親子ジグザグ』の主題歌として使用されましたた。


 長渕剛♪ ろくなもんじゃねえ


悲しみは雪のように【1981年リリース】

   
「悲しみは雪のように」のオリジナル曲は、1981年11月にリリースされシンガーソングライターの浜田省吾さんが歌唱しました。

1981年9月にリリースされたアルバム『愛の世代の前に』に収録された後、同年11月にシングルとしてリリースされましたが、当時はヒットしませんでした。

1992年に、『愛という名のもとに』というテレビドラマの主題歌に採用されたことでヒットしました。

オリコン週間チャート1位、1992年の年間チャートは2位でした。

もっと多くのアーティストの皆さんにカバーして欲しい…なんて思いますが…

英語のカバーを選んでみました。


悲しみは雪のように / Sadness Is Like Snow

浜田省吾さんの母が脳閉塞で倒れた際に、深い悲しみと絶望に打ちひしがれながらも、ふとしたきっかけで“人に対して優しい気持ちになれた”という体験を基に作詞されました。

得てして人は、悲しみに打ちひしがれるときがあります。この詞が教えてくれる意味にはとても大きいものがあります。


浜田省吾 悲しみは雪のように