「大地と大空の中で」のオリジナル曲は1977年6月にアルバム曲としてリリースされ、シンガーソングライターの松山千春さんが歌唱しました。
「大地と大空の中で」が収録された松山千春さんのファーストアルバム『君のために作った歌』の週間オリコンチャートの順位は8位、年間チャートは29位(1978年)19位(1979年)でした。
松山千春さんの代名詞的な曲で、北海道をイメージする曲のスタンダードナンバーでもあり、私たちの心の応援歌でもあります。
日本レコード大賞や日本有線大賞など音楽賞の大賞を受賞した一世を風靡した昭和の名曲です。
大空と大地の中で 半崎美子
千春さんの弾き語り、サイコーです!
しかもレコード化前の音源みたい…ですね。
コロナウイルスの感染拡大で滅入っちゃう世の中ですが、ちょっと元気が出ました。
松山千春 大空と大地の中で
「東京砂漠」のオリジナル曲は1976年5月にリリースされ、歌謡グループの内山田洋とクールファイブのボーカル・前川清さんが歌唱しました。
「東京砂漠」の週間オリコンチャートの順位は19位でした。
中森明菜さんがカバーしていたのが意外でしたので、選曲してみました。
東京砂漠 中森明菜
東京砂漠とは東京都を砂漠に例えた単語で、1964年(昭和39年)の東京オリンピックの年に登場した用語です。
当時問題になっていた公害や交通戦争、都市部の人間関係の希薄化などを象徴しています。
そんな言葉が生まれて12年が経過した1976年にこの「東京砂漠」が曲となりました。
ご当地ソングの響きを超え悲壮感が漂う感じがこの曲の魅力ではないでしょうか。
東京砂漠 内山田洋とクールファイブ
「さよなら」のオリジナル曲は1979年12月にリリースされ、音楽バンド・オフコースのボーカルの小田和正さんが歌唱しました。
「さよなら」の週間オリコンチャートの順位は2位、1980年の年間チャートは9位でした。
上國料 萌衣(かみこくりょう もえ)さんのカバーを選曲してみました。
女性アイドルグループ・アンジュルムのメンバーである上國料萌衣さん世代のカバーは微笑ましいですね。
上國料萌衣 さよなら
「これまで以上に売れることを強く意識して書いた」と語った小田和正さんは、「僕も大好きな一曲です」と曲のことを紹介しています。
オフコースの代表曲であり、オフコースをメジャーに押し上げた一曲と言っていいんじゃないでしょうか。
オフコース さよなら
「迷い道」のオリジナル曲は、1977年11月にリリースされシンガーソングライターの渡辺真知子さんが歌唱しました。
「迷い道」の累計売上は80万枚。週間オリコンチャートの順位は3位、1978年の年間チャートは11位でした。
2007年のカバーアルバム『VOCALIST 3』に収録した徳永英明さんの「迷い道」を選曲してみました。
迷い道 徳永英明
「迷い道」のヒットで翌年の『第29回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした渡辺真知子さん。
当時、「…迷い道くねくね~♪」という歌詞は、とてもインパクトあったと記憶しています。
迷い道 渡辺真知子
「くちなしの花 」のオリジナル曲は1973年8月21日にリリースされ、渡哲也さんが歌唱しました。
「くちなしの花 」の週間オリコンチャートの順位は4位、1974年の年間チャートは7位でした。
累計売上は150万枚、全日本有線放送大賞金賞も獲得した渡哲也さんの代表曲です。
カバーは、渡哲也さんが追いかけ続けた男・石原裕次郎さんです。
くちなしの花 石原裕次郎
「後ろ姿に哀愁漂い、前を向いたら男がかおる……渡節…」紅白歌合戦の曲紹介は最高です!
くちなしの花 渡哲也
8月10日に逝去された渡哲也さんのご冥福をお祈り申し上げます。