今回は三者の比較です。
「夜空ノムコウ」三者三様:SMAP、スガシカオ、川村結花の魅力を比較!というブログタイトルで、音楽の旅に出かけましょう。
1998年にリリースされたSMAPの「夜空ノムコウ」は、作詞・作曲を手掛けたスガシカオと川村結花がそれぞれセルフカバーを発表し、オリジナルとはまた異なる魅力を見せてくれました。
SMAPの爽やかなボーカルとスガシカオの深みのある声、そして川村結花の繊細な表現力。
この三者三様の「夜空ノムコウ」を比較することで、同じ楽曲がアーティストによってどのように変わるのか、その奥深さを感じていただけることでしょう。
それぞれのバージョンが持つ特別な魅力を一緒に探ってみましょう。
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【楽曲情報】
リリース:1998年1月14日 (27枚目のシングル曲)
レーベル:ビクターエンタテインメント
作詞:スガシカオ 作曲:川村結花
「夜空ノムコウ」のオリジナル曲は、1998年1月にリリースされSMAPが歌唱しました。
1998年の週間チャートの順位は1位。年間チャートの順位は2位でした。
リリース初週で約45.9万枚を売り上げ、累計では約160万枚を売り上げています。
スガシカオは、作詞の締切り間近に迫っていた飛行機での移動中30分で書き上げた…という名曲が生まれるエピソードがあります。
「夜空ノムコウ」の詞は、飛行機の機内で生まれたそうです。
【スガシカオバージョン】
スガシカオのセルフカバー「夜空ノムコウ」は、彼自身の作詞ということもあり、オリジナルに対する深い理解と愛情が感じられる一曲です。
SMAPのバージョンが持つポップで爽やかな雰囲気とは一線を画し、スガシカオのバージョンはより内省的で大人の雰囲気を醸し出しています。
彼の特徴的な低くハスキーボイスは、歌詞の持つ切なさや哀愁を一層引き立てており、聴く者の心に響きます。
特に「ぼくの心のやわらかい場所を今でもまだしめつける~♪」という歌詞は、締め付けられる表現ですよね。^^!
また、アレンジもシンプルながら緻密で、アコースティックギターの温かみのある音色が楽曲全体に落ち着いたムードを与えています。
スガシカオのセルフカバーは、オリジナルを知っているファンにとっては新鮮であり、初めて聴く人にも強い印象を残すのではないでしょうか。
このセルフカバーは、彼自身が描いた世界観を自らの声で再現することで、楽曲の本質に迫る深い魅力を持っています。
スガシカオ 夜空ノムコウ
【川村結花バージョン】
川村結花のセルフカバー「夜空ノムコウ」は、彼女が作曲した楽曲を自らの声で表現することで、オリジナルの持つ繊細なメロディーと感情をさらに深く引き出しています。
彼女のバージョンは、シンガーソングライターとしての独特の感性が光る一曲です。
アレンジはシンプルながらも洗練されており、ピアノの伴奏がメインで、楽曲に静かで心地よい響きを与えています。
川村結花の柔らかく透き通った声は、歌詞の持つ哀愁と希望を繊細に表現しており、聴く者の心に深く染み渡ります。
このセルフカバーは、彼女自身の解釈を通じて楽曲の新たな一面を見せてくれるものであり、オリジナルに対する深い愛情と尊敬が感じられる作品です。
川村結花の「夜空ノムコウ」は、オリジナルの魅力を再確認させてくれると同時に、彼女ならではの温かみと感情豊かな表現が楽しめる一曲となっています。
川村結花 夜空ノムコウ
【SMAPバージョン】
SMAPの「夜空ノムコウ」は、1998年のJ-POPシーンを代表する名曲となりました。
スガシカオが作詞、川村結花が作曲したこの楽曲は、切なくも力強いメロディーと共感を呼ぶ歌詞が特徴です。
歌詞は、未来への不安と希望を歌っており、若者たちはじめ多くの人の心の奥底に届きました。
SMAPのメンバーのボーカルが、それぞれの個性を活かしながらも一体感を持って歌い上げることで、この曲は一層の感動を与えています。
特に印象的なのは、サビの部分での「夜空ノムコウにはもう明日が待っている」というフレーズです。
この部分は、聴く者に前向きなメッセージを伝えると同時に、過去の苦しみや迷いを乗り越える力を与えてくれます。
編曲はシンプルでありながら、バンドサウンドとストリングスがバランスよく融合しており、楽曲全体に温かみと広がりを持たせています。
「夜空ノムコウ」は、SMAPの代表曲として多くのファンに愛され続けており、彼らの音楽的な成長と進化を象徴する一曲でもあります。
デビューから10年以上を経てリリースされたこの曲は、グループとしての成熟を感じさせ、幅広い世代からの支持を得ました。
時代を超えて愛されるこの曲は、SMAPの音楽史において欠かせない名作であり、ずっとずっと歌い継がれて欲しい一曲です。
夜空ノムコウ SMAP