シクラメンのかほり【1975年リリース】

「シクラメンのかほり」のオリジナル曲は、1975年4月にリリースされ布施明さんが歌唱しました。

「シクラメンのかほり」は、シンガーソングライターの小椋佳さんが当時銀行勤めしていた取引先で、馴染みのない花だったシクラメンをヒントに作った曲です。

しかし、曲の出来上がりに満足できなかったためレコーディングしませんでしたが、布施明さんが『第4回東京音楽祭』に「シクラメンのかほり」で出場したことをきっかけに大ヒットしました。


シクラメンのかほり 小椋佳 

『第17回日本レコード大賞』と『FNS歌謡祭』グランプリなど音楽賞やタイトルを総なめに獲得してリオンセラーとなりました。
布施明さんの最大のヒット曲です。


布施 明 – シクラメンのかほり – 1975 


思秋期【1977年リリース】

「思秋期」のオリジナル曲は、1977年9月にリリースされ岩崎宏美さんによって歌唱されました。

第19回日本レコード大賞・歌唱賞及び第8回日本歌謡大賞・放送音楽賞を受賞した「思秋期」は、岩崎ひろみさんのシングルでは初のバラード作品です。

オリコン週間チャートは6位でした。40万枚を超すセールスを記録。

後年、別バージョンがレコード化されましたが、実際は、この別バージョンが当初のシングルになる予定だったことを岩崎ひろみさん本人が明らかにしています。。

男性女性問わず、多くのアーティストの皆さんがカバーしています。
森山直太朗さんのカバーです。


森山直太朗  思秋期  

当時18歳だった岩崎宏美さん、歌詞の内容に気持ちが高ぶり何度も泣いて歌えなくなって、その日のレコーディングを取りやめた…というエピソードがあります。
「青春はこわれもの…♪」という詞が印象的です。

 
岩崎宏美  思秋期 


冬が来る前に 【1977年リリース】

「冬が来る前に」のオリジナル曲は、1977年11月にリリースされフォークグループ・紙ふうせんが歌唱しました。

ラジオを中心にヒットした「冬が来る前に」は、リリース翌年のオリコンチャートで4位を獲得しました。

歌番組にも多数主演して紙ふうせんの知名度を全国区にしました。

しっとりした曲調の「冬が来る前に」にカバーです。

冬が来る前に、懐かしい誰かと会いたくなっちゃいますよね。^^!


「冬が来る前に(紙ふうせん)」大藤 史ピアノ弾き語りカバー

このカバーもいい感じって迷ったのがこちらの動画です。^^!


ビリケン / 冬が来る前に

紙ふうせんは、フォークグループの赤い鳥が1974年に解散した後、そのメンバーだった平山泰代さんと後藤さん夫妻が結成したフォークグループです。

学校の音楽の教科書に掲載された「冬が来る前に」は、合唱曲の定番となっています。


冬が来る前に・・紙ふうせん


岬めぐり【1974年リリース】

「岬めぐり」のオリジナル曲は、1974年6月にリリースされフォークグループ・山本コウタローとウィークエンドが歌唱しました。

オリコン週間チャートでは最高5位、。売り上げは約40万枚を記録しました。

「岬めぐり」は、バス旅行のバスの中で、みんなで歌う曲というイメージがありますが・・・

作詞の山上さんによれば、「日本各地の岬を歩きまわってできたイメージで書き下ろした…」とのことですが、三浦半島がモデルという説がもっぱらのようです。

倍賞千恵子さんの珍しい音源です。


倍賞千恵子 岬めぐり

山本コウタローさんと森一美さん、板垣秀雄さんの3人からなる山本コウタローとウィークエンドのデビューシングルで最大のヒット曲です。


 ウィークエンド 岬めぐり


いい日旅立ち・西へ【1978年リリース】

「いい日旅立ち」のオリジナル曲は、1978年11月リリースされ伝説の歌手の山口百恵さんによって歌唱されました。

「いい日旅立ち・西へ」は、作詞・作曲者である谷村新司さんが、鬼束ちひろさんの歌声を気に入りラブコールしたことで実現したカバー曲です。

オリジナル曲「いい日旅立ち」にひけをとらない仕上がりで、吸い込まれそうな魅力の曲です。

カバーの際にJR西日本のキャンペーンソングとして起用されることが決まっていたため、原曲の歌詞を西日本仕様(西へ向かう安らぎの旅である)に「いい日旅立ち・西へ」に改められています。


鬼束ちひろ  いい日旅立ち・西へ

この曲を使った国鉄(当時)による旅行誘致キャンペーンのキャッチコピーになり、曲の大ヒットで山口百恵さん自身の代表曲の一つになしました。

また作詞・作曲担当した谷村新司さんも1986年1セルフカバーしています。

山口百恵さんの長男・三浦祐太朗さんもカバーしていて、他にも多くのアーティストの皆さんがカバーしている日本の名曲です。


いい日旅立ち 山口百恵