北酒場【1982年リリース】

「北酒場」のオリジナル曲は、1982年3月にリリースされ歌手の細川たかしさんが歌唱しました。

「北酒場」の週間オリコンチャートの順位は3位、年間チャートは5位でした。

「本レコード大賞・大賞」「FNS歌謡祭・最優秀視聴者賞」「全日本有線放送大賞・大賞」「日本有線大賞・大賞」など、幅広い層から支持され、音楽賞を総なめにした80年代を代表する流行歌です。

大ヒットした割にはカバーしている歌手が少ない楽曲です。
天童よしみさんの「北酒場」をお聴きください。


 北酒場 天童よしみ


北酒場は、細川たかしさんがレギュラー出演していた伝説の人気バラエティ番組『欽ちゃんのどこまでやるの!?』の番組内でよく歌われました。

覚えやすいメロディで、カラオケでもよくリクエストされ皆がこぞって歌った楽曲です。


 細川たかし 北酒場 




熱き心に【1985年リリース】

「熱き心に」のオリジナル曲は、1985年11月にリリースされ俳優で歌手の小林旭さんが歌唱しました。

「熱き心に」は、累計で約38万枚を売り上げ、週間オリコンチャートの順位は12位、年間チャートは20位でした。

多くのアーティスの皆さんがカバーする中で、5人組のロックバンド『THE TOKYO』を選んでみました。

“歌い継がれる”っていいですね~^^!


熱き心に THE TOKYO 


“スケールの大きさを感じさせる…”曲でありながら、どこかほのぼのさせてくれて優しい気持ちになれるところが気に入っています。

小林旭さんのファンであるという大瀧詠一さんが書き下ろした楽曲です。


 熱き心に 小林旭 




初恋【1983年リリース】

「初恋」のオリジナル曲は、1983年2月にリリースされシンガーソングライターの村下孝蔵さんが歌唱しました。

「初恋」の週間オリコンチャートの順位は3位、年間チャートは14位でした。約52万枚の売上を記録しました。

初恋は、誰にでもあるものですが…

「初恋」というタイトルの曲が多い中で、村下孝蔵さんの楽曲は多くのアーティストの皆さんがカバーしています。

最初にカバーした三田寛子さんとのカバーです。


 初恋 三田寛子 


今は亡き村下孝蔵さんの「初恋」とは趣きが違いますが、最近いいなって思ったカバーはこちらです ^^!


 初恋 玉置浩二 


♪~好きだとは言えずに初恋は~♪ とか ♪~放課後の校庭を走る君がいた~♪ という歌詞に、自分の初恋のシーンと重ね合わせて共感できるから・・・
この曲が支持されるのではないでしょうか。


 村下孝蔵  初恋 


ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO【1984年リリース】

「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」のオリジナル曲は、1984年に公開された映画『フットルース』の挿入歌で女性歌手ボニー・タイラー(Bonnie Tyler)さんが歌唱しました。

麻倉未稀さんの「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」の週間オリコンチャートの順位は19位、1985年の年間チャートは71位でした。

テレビドラマ『スクール☆ウォーズ』の主題歌となった麻倉バージョンは、ドラマと共にヒットしました。


 麻倉未稀 ヒーロー 


葛城バージョンと麻倉バージョンは作詞者が同じですが、歌詞が異なっています。


 葛城ユキ ヒーロー 


ボニー・タイラーさんのハスキーボイスは、とても印象的で懐かしい…です。


Bonnie Tyler – Holding Out For A Hero 




心を揺さぶる山路の歌:『天城越え』のカバー曲とオリジナル曲の感動

【解説】
「天城越え」は、静岡県の伊豆市と河津桜で有名な加茂郡河津町の境にある天城峠を越える山路を指します。

穏やかな気候と美しい自然に恵まれた深い山の懐と、清流に恵まれた温泉郷に位置する天城峠は、度々文学作品などのテーマになったこともあり、古くから人気のある観光地です。

楽曲の「天城越え」の歌詞には、有名な観光スポットが随所に登場しますが、天城峠の静かな山路を越える旅を歌った曲ではなく、心を大きく揺さぶる情念が籠った曲です。

この情念が私たちの心に響き続け感動を与えてくれました。

このブログ記事では、「天城越え」のカバー曲とオリジナル曲を比較しながら、その感動の核心、情念に迫ります。

この曲を歌い込むのも良し…天城峠を散策するのも良し…「天城越え」の世界は深~いですよね。



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【楽曲情報】
リリース:1986年7月21日
レーベル:日本コロムビア
作詞:吉岡治 作曲:弦哲也 編曲:桜庭伸幸
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「天城越え」のオリジナル曲は、1986年7月にリリースされ歌手の石川さゆりさんが歌唱しました。



カラオケで熱唱したい…「天城越え」ですが・・・

「石川さゆりさんにしか歌えない、難易度の高い作品を…」ということで制作されたという経緯は、納得ですよね。



「天城越え」は、カラオケでは最も歌われた楽曲だというデータがありますが、

2000年を過ぎたあたりから、カバー曲としてリリースするアーティストが増えた楽曲です。

カバー曲は、歌手で作曲家の弦哲也さんのセルフカバーです。弾き語りがいいですよね!


天城越え  弦哲也


静岡県の伊豆半島・天城山を舞台にしたご当地ソングでもある「天城越え」は、年末の『NHK紅白歌合戦』で合計11回も歌唱されている番組恒例ソングでもあります。^^!

石川さゆりさんの代名詞となった「天城越え」は、歌詞と正面から向き合いゆっくりからだに沁み込ませて長年にわたり歌いづづけてきた石川さゆりさんの情念そのものではないかと思います。

この情念に多くの人が心を突き動かされてしまったのではないでしょうか。




天城越え  石川さゆり